「母の部屋に安倍氏が表紙の機関誌が」「(安倍氏が被害者なのは)不思議に思いませんでした」山上被告の妹が証言

妹は2022年7月8日の事件当日について、「パソコン教室に行っていた。伯父から『犯人は山上徹也だ』と知らされた」と振り返った。夜になって「特定の団体に恨みがあったと聞いて、旧統一教会だと確信した」と証言した。

　弁護人から「被害者が氏なのは不思議に思わなかったか」と問われると、妹は「不思議に思いませんでした」と続け、「母の部屋に元首相が表紙の機関誌がありました」などと語った。

そのうえで、妹は「統一教会に家庭を壊された被害者です。相談窓口を探したけれど、そんなところはありませんでした」と述べた。母親が教団に1億円を献金していたことを踏まえ「母は自らの意思で財産を献金していたので、子供の私たちが口出しすることは到底できませんでした」と話した。

毎日新聞
2025/11/19 14:27
https://mainichi.jp/articles/20251119/k00/00m/040/138000c