【アメリカ】ワシントン州当局によると、H5N5型鳥インフルエンザに感染した最初の人間が死亡した

ワシントン州の保健当局は金曜遅く、 H5N5型の鳥インフルエンザに感染した初の人間が死亡したことを確認した。

ワシントン州保健局はニュースリリースで、感染者は基礎疾患を抱えた高齢者だと述べた。

この人物は裏庭で様々な種類の家禽を飼育していた。保健当局は、家族のプライバシーを尊重し、その他の詳細は公表していないと述べた。

鳥インフルエンザには様々な種類があり、過去1年半に米国で報告された70件の症例はH5N1として知られる株によるものでした。

保健当局によると、H5N5株はこれまで動物では報告されていたが、人間ではこれまで報告されていなかった。

保健当局は、一般市民へのリスクは依然として低いと述べた。関係者によると、他に鳥インフルエンザの検査で陽性反応を示した人はおらず、ウイルスが人から人へ感染した証拠もないという 。

鳥インフルエンザとしても知られる鳥インフルエンザは、何十年もの間鳥類に存在していましたが、近年、より多くの哺乳類に感染し始めています。

2024年3月初旬、米国農務省は、米国全土で何百万羽もの鳥を病気にした鳥インフルエンザの株が、いくつかの哺乳類で確認されたと発表した。

CDCによると、それ以来、ワシントン州の患者を除いて、米国では少なくとも70人のヒト感染が確認されている。

ヒトへの感染例のほとんどは、感染した牛、感染した養鶏場、またはその他の殺処分作業との接触後に発生しています。

ほとんどの症例は軽症で、目の充血や発熱などの症状が見られますが、一部の症例では重症化しています。1月には、基礎疾患を持つ高齢の患者で初めて鳥インフルエンザによる死亡が確認されました。

CDCおよび他の公衆衛生当局は、現時点ではヒトからヒトへの感染の証拠はなく、一般の人々へのリスクは低いと述べている。

ABCニュースのメアリー・ケカトスがこのレポートに貢献した。

https://abcnews.go.com/US/1st-human-infected-h5n5-strain-bird-flu-dies/story?id=127774354