冬は韓国人で大にぎわい 鹿児島のゴルフ場が国際線再開で大繁盛 雪や凍結の心配なし
鹿児島空港から車で約15分の「かごしま空港36カントリークラブ(CC)」(霧島市横川)は、年間利用者約9万人のうち、訪日客が2割を占める。韓国に独自で代理店を構えることもあり、大半は韓国人。常連客も増え、多い日は40人以上がプレーする。竹之内義彦総支配人(68)は「連泊で最低でも2ラウンドする。多い時は系列の溝辺CCに送客する」。
11月14日、10人以上の韓国人客がラウンドの準備をしていた。同僚と夫婦2組で訪れたノ・ジェギュンさん(54)は16回目の来場。自然の美しさと温泉がお気に入りで「韓国から1時間ちょっと。国内でゴルフに行くのとあまり変わらず、費用も高くない」と笑う。
韓国は冬場、積雪や凍結でプレーができなくなることから、温暖で近い鹿児島は人気。需要を見込んで11月、韓国のイースター航空が定期便を再開した。10月下旬は既存2社も増便し、鹿児島空港はソウル便だけで週21便が飛ぶ。
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南九州市知覧にある「知覧CC」は鹿児島空港から車で約1時間かかるが、年間利用者5万人のうち約1割は海外客。韓国の代理店約10社と提携し、ほとんどが韓国人ツアー客だ。
飯野清和支配人(62)は「日本のプレー代は韓国より割安。無料の送迎バスで距離をカバーしている」と手応えを語る。県南部とはいえ標高が高く、1~3月は寒さで県内客の足は遠のく。「その期間は3~5割が海外客。閑散期を埋めてくれるからありがたい」
スマートフォンアプリの翻訳機能も発達し、やり取りには苦労しない。カート設置のコース案内は韓国語に設定でき、食事の注文ではタブレットを使う。飯野支配人は「客も従業員も不便は感じていない」と語る。
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鹿児島市本城町の「ゴールデンパームCC」はホテルを併設する。市街地からも空港からも車で約25分と便利で、周辺にゴルフ場が点在する。梶原寛明総支配人(54)は「国内客の4割が関東・関西中心に県外から。コースが取れなくてもホテルだけ利用し、別のゴルフ場に行く客もいる」と話す。
訪日客はコロナ禍前の倍に伸びているものの、感染症拡大や国際情勢に左右されやすいと考える。「影響を抑えるため国内客で土台を固め、海外客はプラスアルファと捉える。許容範囲を超えた集客は避けている」という。
コース管理に年2億円近くかけるなど、高級志向の戦略を取る。10月は過去10年で最高の売上高だった。梶原支配人は「少し高くても満足でき、常連になってもらえるゴルフ場づくりを続ける」と力を込めた。
■23年度利用者は113万人 鹿児島県内のゴルフ場は離島を含めて28ある。県によると、2023年度の利用者数は113万85人で、コロナ禍前の19年度より10%伸びた。21年度以降は毎年増えている。
南日本新聞 2025/12/01 11:57
https://373news.com/news/local/detail/224917/
引用元: ・冬は韓国人で大にぎわい 鹿児島のゴルフ場が国際線再開で大繁盛 雪や凍結の心配なし [12/1] [ばーど★]
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