「カリスマ」「ご意見番」と揶揄された松本人志はなぜ再起できた?絶好調『ダウンタウンプラス』に見た「復活の理由」
2025.12.02
ダウンタウンによるインターネット配信サービス『ダウンタウンプラス(DOWNTOWN+)』が開設されて約ひと月。開設から半月で加入者は50万人を超えたともいわれ、順調なスタートだ。2023年末のスキャンダルを機に活動休止を余儀なくされた松本だが、その歩みは常に賞賛とバッシングという両極の評価に晒されてきた。
(中略)
しかし、彼は活動休止により、お笑いを一時的にやめる決意をした。横山やすし同様、負けず嫌いで闘争心も旺盛なため、裁判で叩き返す道を選んだわけだ。
ただ、昨年の3月、松本はSNSでこんな想いも吐露している。
「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」
裁判に勝って潔白を証明したうえで、なるべく早く復帰するつもりだったのだろう。
ところが、裁判には時間がかかる。戦っているうちに、お笑いをやれないまま日々が過ぎていくことに堪えられなくなったのではないか。松本のお笑いを待っているファンに応えたいというのはもちろんのこと、何より自分自身がお笑いをやりたくてたまらなくなり、戦うことを捨てた、そんな印象なのだ。いわば「カリスマ」や「ご意見番」といったイメージにとらわれることなく、ひとりの「芸人」に立ち返って生きることにした、それがこの復帰なのだろう。
面白いのは、それがエンタメの現状に対するカウンターともなっていること。それこそ、テレビはかつてなんでもあり的なエンタメ空間だったが、最近はやれないことも増え、窮屈な場に変わりつつある。
一方『ダウンタウンプラス』には、松本を中心にひたすらお笑いを楽しもうという空気感があふれていて、余計なもののないエンタメ空間という趣きだ。千鳥・大悟の「コスプレ」すら許せないほど「楽しくなければテレビじゃない」を諦めつつあるフジテレビのかつての精神などはもう、テレビ以外のこういう空間でしか体現できないのでは、という気にさせる。
(中略)
さて『ダウンタウンプラス』には「ダウンタウン」「松本人志」「浜田雅功」という三つのカテゴリーがある。現時点で「浜田」はまだ稼働していないが、今後の展開によってはダウンタウンの活動もふたりのピンでの活動も、ここが拠点になっていくのかもしれない。
いっそ、それでも構わないのではないか。多感な時期をなんでもありのテレビで育った昭和世代から見て、今の状況はやはり窮屈だし、メディアがアンチの悪意を煽って、タレントやその作品がキャンセルされがちな状況にも辟易してしまう。それなら有料でも、見たいものを見られるほうが楽しいからだ。
『ダウンタウンプラス』に続こうとする動きが他でも生まれるのではという見方もあり、その流れが本格化するなら、松本は大きな仕事をしたことになる。
新たな試みでお笑いの力を示し、窮屈でネガティブな状況に風穴を開ける。裁判の結果は痛み分けだったかもしれないが『ダウンタウンプラス』が成功すれば、それはまぎれもなくエンタメの勝利だろう。
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引用元: ・「カリスマ」「ご意見番」と揶揄された松本人志はなぜ再起できた?絶好調『ダウンタウンプラス』に見た「復活の理由」 [muffin★]
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