橋下徹氏「安全地帯にいる政治家たちの行動で民間が犠牲になる…まっぴらゴメン」

大阪府知事、大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏が４日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。自民党の麻生太郎副総裁が、高市早苗首相の「台湾有事」を巡る国会答弁を支持したとの報道について言及した。

　橋下氏は「麻生氏、台湾有事答弁を支持　中国の批判『言われるくらいでいい』」の見出し記事を添付。３日に麻生派が開いたパーティーで、麻生氏が「中国からいろいろ言われているが、言われるくらいでちょうどいい」と指摘したとの内容に、橋下氏は「安全地帯にいる政治家たちの行動で、民間が犠牲になることはまっぴらゴメン」ときっぱり。「具体的な利益のためなら国民も我慢するだろうが、今回の件で民間が負担を被る必要も理由もない」と改めて高市首相の発言について批判的につづった。

　中国側が高市首相の答弁に猛反発し、日本への渡航自粛を呼びかけたことで観光業などへの影響が広がり、日本人アーティストの公演が中止になるなど、さまざまな面で波紋が広がっている。橋下氏はこれまでのポストでも「政治家の戦略なきポロっと発言によって民間が損を被ることはあってはならない」と指摘している。