【政治】定数削減法案 なぜ野党「猛反対」
(略)
ここからは、政治部官邸キャップ・平本典昭記者に以下の3つのギモンで解説してもらいます。
1.なぜ? 与党案に自民から反発
2.野党「猛反対」のワケ
3.定数削減は誰のため?
――まず、1つめのギモン「なぜ? 与党案に自民から反発」です。5日に提出された与党案ですが、自民党内からも反発が出ていますね。
3日の会議では、「進め方が乱暴だ」「まとまらなかったら自動的にこの結論というのはおかしい」などの声がでていました。
反対論は主に2つです。
・1年で自動的に45議席減らすという内容に、「結論ありき」「今後の議論を否定するもの」という意見。
・高市首相の「保身」のためという意見。
→自民党がやりたいものでなく、連立を守るため維新を引きとめるためにやっている。
そういった意見が出ましたが、法案は提出されました。反対しづらい背景には、高市政権の高い支持率があるのではともみられています。
――続いて、2つ目のギモン「野党『猛反対』のワケ」です。多くの野党も議員の数を減らすことには賛成しているものの、今回の与党の案には「猛反対」が出ているのはなぜなのでしょうか?
野党にも同じく「進め方が乱暴」という反対があることに加えて、特に反対している2つの理由があります。
1.「与党」に有利
維新は当初、比例だけを減らす案を提案していました。比例だけ減らすのは、野党側から自民党などに大きな政党に有利な一方、特に公明党や、共産党などに不利と反発。その後、維新は小選挙区も減らすと変更しましたが、ただ、公明党などは小選挙区、比例の数の配分も「根拠が乏しい」と批判しています。
2.「中途半端」
国民民主・古川代表代行は「あんこのない饅頭」と話しています。これは、「選挙制度と一緒にやるべき」という主張です。定数削減をやるなら、選挙制度の改革変更もしないと意味がないという意見です。
今の小選挙区制度は、1996年に導入されてから30年近く。多くの与野党の議員から、今の時代にあっていないという声を多く聞きます。
――具体的に、時代にあっていないと指摘されている課題はあるのでしょうか?
現在の制度は2大政党制を目指して導入されました。国民の意思が大きな政党に集約されやすく、国民が「政権選択」をしやすいという特徴がありました。一方で、少数意見が切り捨てられる「死に票」も多いというデメリットがありました。
最近の政治情勢を見ると、2大政党制よりもむしろ多党化の流れになっていて、今の時代に合っていないのでは、という指摘が出ています。
そんな中、国民民主は「中選挙区連記制」を主張しています。1つの政党に権力が集中することを避け、より多くの民意を反映させられると主張しています。
森圭介アナウンサー
「ルールが変わるときというのは、自分たちに有利になるように、と考えるのが常ですが、とにかく時代に合っていて、国民のためになるという制度になってほしいと思います」
――そもそも、日本の国会議員は多いのか、少ないのか? 適切な議員の数というのはどう考えたらいいのでしょうか?
適切な議員の数というのを考えるのは難しいのですが、「考える1つの指標」を用意しました。
こちらは国会議員1人当たりの国の人口です。
詳しくはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/c43af3c9d5223af0bbb52d5de3b1a3da7acfdcf8
なぜ削減するの?だろまずば
これで過半数割れも調整できそうだし汚いなやりかたが
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