中国で相次ぐ“日本エンタメ中止”をジャーナリストが解説 中国の国民感情の本音は「文化は好きだけど日本が嫌いな人はいっぱい」
12/7(日) 17:00
台湾有事をめぐる高市早苗総理の発言から1カ月、中国の反発がエンタメにも影響している。歌手の浜崎あゆみさんの公演は前日突然中止され、「ゆず」も予定していた香港、上海、台北をめぐるアジアツアーを全公演中止した。また、上海で開催されたイベントでは、大槻マキさんの歌唱中に突然、照明と音声が消され、強制的に中断された。現地SNSでは、日本関連のエンタメイベントが中止になることについて、賛否が割れている。『ABEMA Prime』では、中国人YouTuberやジャーナリストが、いま中国人はどう思っているのかを解説した。
相次ぐ公演中止に対して、中国人からは「公演キャンセルに胸が張り裂けそう。なぜ観客やアーティストが政治問題の責任を負わないといけない?」「少なくとも1週間前には知らせるべき」といった反応が出る一方で、「中国全国民が日本に怒ってる時に、こんなイベントは絶対に行うべきではない」「こんな時に日本の歌手を呼ぶなんて、主催者の背景を調べるべき」との批判も見られる。
在日中国人YouTuberの朱氏は、イベントの中止が相次いでいることは残念だと考えている。「絶対に政府がプレッシャーをかけているが、彼らはエビデンスを残さない。『俺がやっているのではない』と言う。大槻さんのライブ会場で撮られた映像には、『ばかじゃないの』といった観客の声も入っていた。航空券を買い、ホテルも予約するため、当然ながら観衆は怒る」。
ジャーナリストの周来友氏は、「今の外交状況において、政治と文化を切り分けることは理想論にすぎない」との立場を取る。「現場の忖度(そんたく)だけではできない。今回は『強気に行く』と上が方針を決めている」。
中国側の対応には「明らかにやりすぎで、オウンゴールのような感じだ。中止でなく『延期』と言えばいい。不可抗力を理由にしているが、誰からも信用も理解も得られない。なぜ『歌詞の翻訳に時間がかかる』『照明が故障した』などと言い訳しなかったのか。逆に日本側に攻撃材料を与えてしまった」と疑問を抱く。
(中略)
佐々木氏は「中国国内で『政治が口を出すな』と言う人が増えるのは、日本のソフトパワーの高まりを意味するのではないか。音楽やアニメ、マンガ、食事などは、世界中に影響力を与えている。軍事力と経済力の“ハードパワー”に対して、文化的なソフトパワーが強大であり、中国に影響を与えるのはいいことだ」と考える。
この意見に小林氏は、「外交は内政の先にあり、国民の世論によって、外交姿勢も変わってくる。中国もそこを気にしているなら、日本のエンタメを失ったことへの批判が強ければ、今後コンテンツの取り扱いが変わってくる可能性がある」と反応した。
周氏は「中国国民の日本に対する反発は根強く、政府にどんな不満があっても、大半の国民は一致団結する。怒りを表しているのは10%程度でも、実際には30~40%いるだろう」と推測する。「『日本文化は好きだけど、日本は嫌い』という人はいっぱいいる。いままでの教育のせいだろう」。
続き・全文はソースをご覧ください
引用元: ・中国で相次ぐ“日本エンタメ中止”をジャーナリストが解説 中国の国民感情の本音は「文化は好きだけど日本が嫌いな人はいっぱい」 [muffin★]
The post 中国で相次ぐ“日本エンタメ中止”をジャーナリストが解説 中国の国民感情の本音は「文化は好きだけど日本が嫌いな人はいっぱい」 first appeared on Tweeter BreakingNews-ツイッ速!.


