中国人のビザなし入国を容認したロシア、狙いは観光客が落とす人民元? 中国人観光客が満足するコンテンツがロシアにあるのか?
高市早苗首相の発言に対し反発する中国は、国民に対して日本への渡航自粛を呼びかけている。中国の航空会社も日本便の数を絞り込んでおり、日本に入国する中国人観光客の数は激減している。そのタイミングを見計らったかのように、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12月1日、中国人のビザなし入国を認める政令に署名した。
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ロシアの旅行サービス輸出は、コロナショック前には名目GDP(国内総生産)の0.15%程度だったが、コロナショック以降は約0.05%と3分の1程度に過ぎない。直後のウクライナ侵攻もあって、ロシアのインバウンド関連産業の業況は文字通り冷え込んでいる。
中国からの入国者も回復が遅れており、2024年時点で120万人程度と、コロナショック直前の2019年の約190万人に比べると3分の2程度にとどまっているのが現状だ。
ロシアは中国人観光客に何を期待しているのか?
ロシアは中国人を呼び込むことで何を期待しているのか。それはやはり人民元の獲得ではないか。G7からの経済・金融制裁を受けて、ロシアは米ドルやユーロ、日本円といったハードカレンシーの利用を制限されたことから、その外貨繰りは急激に厳しくなった。代わりにロシアで信用力がある“外貨”として人気を高めたのが人民元である。
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中国人観光客が満足するコンテンツがロシアにあるのか?
観光庁の『インバウンド消費動向調査』2024年度版によると、中国からの訪日観光客の支出の43%が買い物代で、これは他のアジア諸国と比べても高い水準だった。一方、欧米諸国からの訪日観光客は、宿泊費や飲食費に支出を充てる傾向が強かった。
要するに、日本にモノを買いに来ていたような中国人観光客が、ロシアでモノを買うのかという素朴な疑問が湧く。中国人観光客が満足できるだけのモノをロシアが取り揃えているとはまず考えにくい。モノでなければサービスで勝負といきたいところだが、そもそもモノを買いに来る中国人にとって、サービスは果たして魅力的なのか。
観光資源という点だと、大都市であるモスクワやサンクトペテルブルクには歴史的な建築物も多く、また地方に行けば行くほど豊かな自然が残されているのがロシアだ。反面で、ロシアには「ロシア人がいったん手を付けると、本来の魅力が台無しになる」というアネクドートがある。ロシアが実際、観光開発に長けていないことは確かだろう。
ロシアが実効支配を続ける北方四島のケースを考えてみよう。ウクライナに侵攻する前より、ロシアは北方四島の観光開発を進めると息巻いている。しかし、それは一向に進まない。開発には多額の資金が必要だし、運営にはノウハウも要る。その両方が欠けているロシアが、独力で魅力ある観光サービスを提供することなど、まず不可能だ。
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引用元: ・中国人のビザなし入国を容認したロシア、狙いは観光客が落とす人民元? 中国人観光客が満足するコンテンツがロシアにあるのか? [12/10] [昆虫図鑑★]
自分達がやる、と?
お見合いツアーか風俗。
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