【専門家助言】「おばさんのクリスマスぼっちディズニー、可哀想すぎる」インパ10分でテンション急降下の32歳OL。お一人様は寂しいことか

「2022年の国民生活基礎調査によりますと、65歳以上の高齢者世帯のうち、夫婦だけで構成される世帯が44.7％、男性の単独世帯が18.5％、女性の単独世帯が33.0％だったそうです。

既婚・未婚にかかわらず、高齢になってくれば単独世帯となる確率は上がっていきますので、たとえ今は違っても、誰にでも『お一人様』を経験する可能性があるといえます」

こう話すのは、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏。

「1人で行動することは寂しい、というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、幸福の尺度は人それぞれです。

先入観や不用意な発言で他者を攻撃したり中傷したりすることはあってはなりません。口頭はもちろん、ネット上での誹謗中傷にも注意が必要です。今はさまざまな生き方が許容されている時代なのだということを肝に銘じましょう」

今回取材に応じてくれたのは、1人で行動することが大好きだという32歳の女性Sさん。特に東京ディズニーリゾート（TDR）に1人で遊びに行くことに夢中だと話す会社員である。Sさんは昨年の冬、クリスマスイベント期間中のTDRへ、1人で3回出かけたという。その3回目に、SNS上で受けた中傷について、Sさんはこう述べた。

「日頃からたわいもないことを書いて気軽に発信しているSNSなのですが、ディズニーのことを中心に投稿するせいか、ディズニー好きのフォロワーが自然に増えました。その日も『ぼっちディズニー最高だよ』みたいな感じで最初から連続投稿していました。

でも、入ってDPAという有料のアトラクション用パスを取得し終え、ウキウキで歩いている時、SNSで『会社員?オバさんのクリスマスぼっちディズニーはヤバいって、イタすぎて悲惨。可哀想すぎて見てられないっす』とコメントしてきた人がいたんです」

SNSでは1人でTDRへ遊びに行ったことを報告している人などいくらでもいるため、「ぼっちディズニー」は当たり前に市民権を得ていると思っていたSさんは、その言葉に大きなショックを受けた。

入園後上がったテンションは、そのコメントを見た途端、しぼむように急降下してしまったそうで…

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