現金1万円と引き換えに商品券1万5千円分　物価高対策で広島市案

　国が拡充する重点支援交付金について、国は「おこめ券」の配布を推奨している。広島市の松井一実市長はこの日の会見で「プレミアムの商品券の方が、お米も含めた幅広い食品への支出に対応できるとアピールしやすい」と述べた。

　ただ、市の案では、4人家族が商品券を4人分受け取るには現金4万円を支払わなければならず、受け取る商品券6万円分は食料品を扱う店での利用に限られる。市の担当者は「1万5千円分の商品券は案の一つ。地域経済が活性化すれば、市民生活の向上につながると考えている」と説明している。

　大阪市でもプレミアム付商品券（1万3千円分）を1万円で販売する予定だ。広島県内では廿日市市が現金3千円を給付するほか、福山市が商業施設などで使える商品券5千円分を配る方針を示している。（柳川迅）
朝日新聞社

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