ひろゆき氏、日本のGDP過去最低24位に「まだまだ下がると思われ」「合理的な判断を積み重ねないと負け続ける」

「ひろゆき」こと実業家の西村博之さんが２５日までにＸ（旧ツイッター）を連続更新し、日本の１人当たり名目国内総生産（ＧＤＰ）が凋落（ちょうらく）の一途をたどっている状況に、もの申した。

共同通信によると、内閣府は２３日、２０２４年の日本の１人当たり名目ＧＤＰはドル換算で３万３７８５ドルで、経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）加盟３８カ国中２４位で、過去最低だった２３年の２２位からさらに２つ順位を下げたと発表した。少子高齢化や慢性的な低成長に加え、為替相場の円安進行が要因という。

　ひろゆきさんは２４日、「日本の１人当たりＧＤＰは、スペインとスロベニアに抜かれて２４位。２１位の韓国と差は開いた。」と、このネット記事の内容を引用。「日本状況を客観的に判断せずに『気持ちとか思い』で乗り切れると考える人たちが多数のうちは、まだまだ下がると思われ。」と、精神論ではなく、理にかなった対応が必要だとの考えを示した。

　２５日には、この投稿を自ら引用。「ベトナムの工場では年収５０万円の工員が働きます」と具体例を示した上で、「人手不足の日本で、年収５０万円で働く日本人が集まると考える頭の弱い人が『工場を国内回帰させればいい』とかおかしな意見を言う」と指摘。「おかしな考えを正して、合理的な判断を積み重ねないと海外との競争には負け続ける」と主張した。