【パパ活】“生活のための関係”も…「アラフォー女性とシングルマザーが増えた」パパ活界隈の新たな潮流

「恋愛」ではなく「生活のための関係」

かつて“若い女性の特権”とされたパパ活が、大きく様変わりしている。20代独身女性が中心だった市場に、30代半ば～40代、さらにはシングルマザーまでが参入し始めたのだ。また、さまざまな女性が市場に参入したことで、富裕層が多かった“活動”に中間層男性も増えつつあるようだ。

そこには、かつての“援助交際”とは異なる人間模様が見えてくる。実際に会った女性２人のエピソードから変わりゆく界隈事情をお届けしよう。

多くのアラフォーやシンママ女性がパパ活を始める理由は明確だ。“恋愛”や“刺激”を求めているというよりは、生活の支えが欲しいからという例が多い。30代後半～40代は、結婚・離婚・育児・転職など、人生の転換期を迎える年代。子育てが一段落して働き口を探す女性、夫の稼ぎだけでは生活が厳しい既婚者、あるいは離婚直後のシングルマザー──その多くに共通するのは「経済的不安」だ。

とくにシングルマザーは育児と仕事を両立するなかで「短時間・高収入」を実現できる手段としてパパ活を選ぶケースが多い。

とある「パパ活アプリ」に登録していた35歳の女性に取材した。実際に会ってみるとプロフィール写真の「色白・清楚系」とはかなり印象の違う女性が現れた。話してみると、意外に情報量が多い。

ハーフで通訳の仕事をしており、幼少期は海外で生活していた。旦那とはモラハラが原因で別居半年、しかも裁判所でしか会わない。旦那との馴れ初めはマッチングアプリで、できちゃった婚だった。現在は幼稚園の子供がいるが、旦那から養育費はもらっていない。 旦那と仲が悪くなってからは年下男子と再びアプリで遊んでいた──とのことだった。

◆既婚のアラフォー女性も“お手当”３万円

「パパ活はSNSで知りました。子供が幼稚園だから昼の２時には帰宅しないといけないので午前中しか動けないんです。短時間しか会えないのでそんなにお手当の希望は高くできないと思ってます。

いままでに会っていた人からは１回３万円の“お手当”をいただいていました。そのあと食事まで付き合うと４万円。そういうときは子供を延長保育に預けています。でも、奥さんの愚痴ばかり言う人だったので相手にするのが大変でしたね」

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