三角パック牛乳、残るは1社に
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原知恵子2025年12月27日 11時00分
べつかい乳業興社の三角パック牛乳=2025年12月、原知恵子撮影
昭和の学校給食ではおなじみの存在だったが、気づけばめっきり見かけなくなった。
今や国内で製造する乳業メーカーは、ポリエチレン製容器を使用する北海道別海町の「べつかい乳業興社」1社のみとされる。いま主流の直方体パックよりも「コストも手間も圧倒的にかかる」というが、なぜ作り続けるのか?
画期的な容器…その歴史とは
ストローをさす時の、あの小さなドキドキ感。
多くの中高年世代の記憶に残る三角パックといえば、スウェーデン発祥のテトラパック社製の紙容器「テトラ・クラシック」だ。
日本テトラパックや日本乳業協会によると、日本に紹介されたのは1956年。その後、1964年の東京五輪で大会関係者に提供されたことなどを機に認知度が高まり、学校給食への採用は1970年代から1980年代にかけて大きく伸びていったという。
それまでの牛乳容器は「びん」が主流だった。
消費者にとっては、軽くて扱いやすくスタイリッシュで、飲み終えたらぺしゃんこにして処分できる。
乳業会社にとっても、筒状の紙の上下をふさぐというシンプルな形状で製造がしやすく、材料を無駄なく利用できた。瓶を回収する必要もない。「当時の近代乳業を促進する包装容器だったのでは」(同協会・唐津美絵さん)
日本で唯一となった「三角パック牛乳」の製造ラインの作業風景。テトラパック社の機械ではなく、同社製を参考に、現在は廃業した国内企業が製作した廉価な機械だという=別海町役場提供
しかし、時代の移り変わりと…
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https://www.asahi.com/articles/ASTDT20P0TDTIIPE007M.html
引用元: ・三角パック牛乳、残るは1社に (※) [少考さん★]
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