【パスポートなしで日本に】韓国商議所会長が提案する「韓日版シェンゲン協定」は実現可能なのか=韓国ネットは賛否
大韓商工会議所のチェ・テウォン会長は先月8日に行われた日韓商工会議所首脳会議で、「欧州連合(EU)のシェンゲン協定のようにパスポートなしで往来できるようにする」という観光活性化案を提案した。「国境の壁をなくせば両国を結ぶ外国人観光プログラムが活性化でき、両国経済にとって新たな活力となる」との主張だ。
韓日経済連帯構想を説いてきたチェ会長が「韓日版シェンゲン協定」に言及したのはこれが初めてではない。国交正常化60周年関係発展案策定の際、韓国財界は政府に対し韓日版シェンゲン協定を提案。チェ会長は「両国が共に観光プログラムを作れば中国ジー効果が生まれるだろうという話が出たのが2~3年前だが、いまだに特段の進展がないということをよくかみしめ、宿題としなければならない」と述べている。
現在、日本を訪れた外国人観光客が隣の韓国にも立ち寄るには、手数料1万ウォンでK-ETAの承認を受けるなど、別途の手続きが必要となる。韓日版シェンゲン協定が実現すればパスポート、ビザ、その他の書類、出入国審査も不要になり、国内線を利用するように両国を行き来できる。また、韓日版シェンゲン協定が実現すれば企業家の往来も手軽になり、企業間の協業もスムーズになる。経済的な実益は十分で、両国経済の発展にとってもプラスになるとしている。
ただ、国会の批准は容易ではないと思われ、乗り越えるべき山は非常に高い。「問題は実現の可能性だ」と記事は指摘している。巨大与党「共に民主党」が韓日版シェンゲン協定の締結に難色を示すと予想される。協定の必要性が提起された24年にも、民主党政策委員会議長だったチン・ソンジュン議員は「密室で論議し性急に処理すべき問題ではない」「(シェンゲン協定も)ドイツの徹底した反省と謝罪、実効的措置などが前提だった。韓国と日本の間には歴史問題が依然として存在する」と述べている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「観光活性化のためにノービザに?。韓国の観光収支はますます悪化するだけだと思うが」「日本だけが喜ぶ政策なので実現すべきではない」「日本のほうが拒絶するだろうよ」「現実的に無理でしょ。独島(日本名:竹島)問題があるし」「韓国と日本は文化、政治、スポーツ、経済、安保、雇用、社会制度など共有すべきことが山ほどある」「中国よりもまず日本と手を結ぶべきだ」など、賛否さまざまな声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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