【日国】食事の「いただきます」、浸透したのは最近!? 辞典の編集委員がリサーチしたら、意外な結果が……
中将 タカノリ 2026.01.06(Tue)
食事の際のあいさつとして常用されている「いただきます」。今、SNS上ではこの言葉の起源が大きな注目を集めている。
きっかけになったのは日本語研究家で青山学院大学名誉教授の近藤泰弘さん(@yhkondo)が投稿した
「食前の挨拶の『いただきます』について、食材の命への感謝とか、作った人への感謝とかいう説が時々流れてくるが、かなり疑わしい。Wikipediaの『いただきます』の項では、最古例は1934年とするが、今回新たに国会図書館デジタルで調べてみて、挨拶としての最古例は、大正6年(1917)刊行の『小学校に於ける作法教授法要綱及細目』という、伊形精一という人の著作にあった。中に、『食事の心得』として、『食事の終始に挨拶をなすべし「いただきます」「ごちそうさま」』とある。やはり、今でもそうであるように、学校教育が起源という蓋然性が高いのではないか?」
という考察だ。
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話題になった近藤泰弘さんの投稿
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近藤さんが挨拶としての最古例として挙げた大正6年(1917)刊行の「小学校に於ける作法教授法要綱及細目」(国立国会図書館デジタルコレクションから引用)
近藤さんによると、現代的な用法で用いられるようになったのはせいぜい100年ちょっと前。しかも時の政府が近代教育を普及させる上で意図的に広めたものかもしれないというのだ。
近藤さんに話を聞いた。
ーーこのテーマに関心を持った経緯を。
近藤:私は今『日本国語大辞典』(小学館)の編集委員を務めており、さまざまな言葉の初出例について調べていますが、その過程で「いただきます」という言葉についての情報が少ないことに気が付きました。
ーー調べた結果は?
近藤:私が調べた限りでは1917年刊行の『小学校に於ける作法教授法要綱及細目』(伊形精一著)という書物が、「いただきます」があいさつとして紹介された最古例でした。食べることを謙譲語で「いただく」と言いますが、そこから生まれた言葉ではないか。最近言われるような、作ってくれた人への感謝、食材への感謝という意味合いはなく、単に学校教育上のマナーとして広められた言葉なのではと思いました。
それをXで投稿したところ大きな反響があり、さまざまな情報も寄せられました。特に有難かったのは私が挙げたものよりさらに古い用例があるということ。家庭でのしつけについて書かれた明治24 年(1891)の木原季四郎編『子供のをしえ』(やまと新聞社)、明治37年(1904)の修身の教科書、明治40年(1907)の小学校の作法書などです。
『子供のをしえ』には食事をとる前のあいさつとして「『戴きます』とか亦は『頂戴いたします』と云って食べるものであります」とあるのですが、これを読んで気付いたのは「いただきます」がこの時点ではまだ一般に普及していなかったのではということ。当たり前に普及しているならわざわざ書く必要がないですから。著者の「こうしたほうがいい」という考えや、一部の階層にあった習慣を広めようとしたのではないかと理解しました。
また学校給食は明治22年(1889)に山形県で始まり、以後全国に普及していきます。修身の教科書や作法書で「いただきます」を教えるようになったのは、給食が広まる過程で決まったあいさつが必要となったということではないでしょうか。
ーー投稿がきっかけでさらなる情報が集まったというのが面白いですね。
(中略)
なお近藤さんが編集に携わる日本国語大辞典第3版は2027年に2.1版という中間バージョンも公開した後、2032年に完成予定。改訂スケジュール等は小学館ホームぺージ中の「日本国語大辞典第三版はじめます」で順次公開される。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
※全文はソースで。
https://maidonanews.jp/article/16260494
引用元: ・【日国】食事の「いただきます」、浸透したのは最近!? 辞典の編集委員がリサーチしたら、意外な結果が…… [少考さん★]
いただきますも言えない犬っころばかりの世の中でこの人も生きづらいだろう
「ごちそうさま」
これは家族を支える言葉、つまり真のお父様,お母様が教えて下さった有り難い風習なのです
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