生活保護は「惨めでやりとうない」 困窮・孤立する路上生活者をルポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/481cafe2dac447bc653ae537e51a26b5253d2b9a
新たなビルや商業施設が次々と姿を現し変わりゆく広島市に、帰る家のない人が今もいる。国の2025年の統計でホームレスは7人。03年の156人から大きく減ってはいる。寒さ増す街にたたずむ思いは。路上生活者を支援する団体の活動に同行した。
午後8時過ぎ、広島市西区にあるカトリック観音町教会の一室。1987年発足の市民団体「野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会」のメンバーたち16人が集まった。手作りのおむすびやミカンを小分けしてポリ袋に入れ、みそ汁をポットに移した。
12月から3月までは毎週路上に出て、集まる人たちに食べ物を渡し、近況を聞く。副代表の播磨聡さん(60)は「みそ汁はみんな楽しみ。温かいものを持って行きましょう」と呼びかけた。5方面に分かれる班のうち、記者は中心部の繁華街へ向かう一行に加わった。
集合場所に着くと、どこからともなく男性が10人ほど集まってきた。「どうぞ」「暖かくしてね」とメンバーから声をかけられ、食べ物や使い切りカイロを受け取る。紙コップに入ったみそ汁をすすりながらメンバーと話す人もいれば、黙っている人も。一見、何の集まりか分からない。全員が路上生活をしているわけではなく事情はさまざまという。
うち一人の男性(63)は路上生活をして7年目。けんかして会社の寮を飛び出したのがきっかけだった。雨風をしのげる場所で寝起きし、たまに日雇いの仕事をして収入を得ているという。
記者が、家を借りるため生活保護を申請する考えはあるのかと尋ねると表情が沈んだ。「惨めでやりとうない。子どもがおるのに、もらえるか」と絞り出すような声が返ってきた。しばらくして「額が上がるから、年金をもらうのを67歳まで繰り下げようと思っている。元気だったらだけど、ばかじゃろ」と冗談めかして付け加えた。
路上生活者への支援を国の責務と位置付けたホームレス自立支援法が2002年に施行されたことで、全国的に路上生活者の数自体は減っている。ただ、広島市の7人は国の目視の調査で特定の日、時間帯に確認できた人数。夜回りの会の食事配布には計70人ほどが集まるという。
播磨さんは「路上で寝起きしていないからといって、困窮していないとも、社会的に孤立していないとも限らない」と指摘する。会のメンバーが生活保護の申請に付き添い、住居を確保したが、後日、死後数週間たった状態で見つかったケースもあった。「アパートに入ったら終わりではない」と、引き続き集まりに顔を出すよう呼びかけ、姿が見えないと立ち回り先に捜しに行き、入居先にも顔を出す。
社交的で路上の自由さを愛する人もいる。それでも、話を聞かせてくれた男性は明かす。「誰ともつるまず、ここ以外では会っても知らん顔をする。なんでこういうことをしているのかと、思いとうないし思わない。思うたら生きとれんじゃろ」。冷え込む夜に一人去る、こんな胸中の人も広島の街にいる。
引用元: ・生活保護は「惨めでやりとうない」 困窮・孤立する路上生活者をルポ [582792952]
汚いし怖いし
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