【特集】[宇宙船サジタリウス] 放送40周年、「大人が懐かしがることもない」はずだった「SFドラマアニメ」 今こそ響くシビアな内容
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2026.01.10 加々美利治
特異なキャラデザインが印象に残った人も多い『宇宙船サジタリウス』は、東西冷戦やベルリンの壁、絶滅危惧種など、当時の社会問題を織り込んだ意欲作でした。しかし一番印象的なのは「ある食べ物」だったかもしれません。
戦争、環境問題も取り上げたSF社会派アニメ
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本日1月10日は、1986年にTVアニメ『宇宙船サジタリウス』が放送された日です。今年2026年に放映40周年を迎えます。
本作は平凡だけど実直で正義感の強い主人公の「トッピー」、現実主義者で利己的な面もあるけど人情にあつい「ラナ」、インテリだが臆病な面が目立つ「ジラフ」、吟遊詩人で何度か一行の危機を弾き語りで救ってきた「シビップ」の4人が、さまざまな惑星で予想外のトラブルにあいながらも、起こった事件を解決へと導く物語です。
もともと本作は、イタリアのSF怪奇冒険漫画『アルトゥリ・モンディ』が原作でした。しかしアニメ化にあたって、その内容はだいぶ変えられています。アニメでは戦争や環境問題といったシビアな内容にスリルや笑いを加え、最後には感動的なラストを迎える内容となりました。
主人公たちも平凡なサラリーマンであることが強調され、金銭的な苦難も何度となく描かれる展開は、子供向けというには少々ハードだったかもしれません。しかし、そのストーリーは視聴者に評価され、最高視聴率は19%を突破、半年で終了予定だったのが最終的に1年9か月近く放送されることになります。
実はさらなる放送延長も検討されていましたが、放送局であるテレビ朝日系列の番組編成が変わったことで、なし崩し的に放送終了となりました。しかし、放送当時のインパクトは視聴者の心に刻まれたようで、今でも何かをきっかけにして思い出すことがあります。
その筆頭といえば、やはり「ラザニア」ではないでしょうか。
「ラザニア」といえば『宇宙船サジタリウス』を思い出すワケ
ラザニアといえば今ではイタリア料理として有名です。本作ではラナの大好物で、その名前がたびたび劇中に登場しました。しかし本作が放映されていた1980年代にはあまり知られた料理ではなく、本作をきっかけで名前を知ったという人は多いことでしょう。制作陣がラザニアを取り上げたのは、当時マイナーな料理だったからだそうです。
何せ放送当時は「イタ飯」という言葉もありませんでした。それゆえに40代以上の人間には、今でもラザニアというと『宇宙船サジタリウス』につながるのも無理ありません。筆者もいまだにメニューでラザニアを見つけると、ラナのセリフが脳裏をよぎります。
脳裏をよぎるといえば、本作のオープニング曲「スターダストボーイズ」も秀逸でした。主人公たちのヒーロー性を否定した曲は当時としては珍しかったと思います。特筆すべきは「大人が懐かしがることもない」の部分でしょうか。
当時としては当たり前でしたが、放送から40年経った今では「そんなことはない」と明確に否定できる部分です。本作は今では大人が懐かしく思う名作となりました。もちろん当時から数十年後には否定できるといわれていた部分です。
サラリーマンの悲哀を描き、人間による醜い争いに振り回される展開の多い本作は、大人になった方が身に染みて理解できるかもしれません。機会があれば視聴することをおすすめします。おそらく当時の頃とは違った部分に本作の魅力を感じることでしょう。実際、筆者も何年か前に視聴して、放送当時とは違った印象を受けました。
(加々美利治)
※『宇宙船サジタリウス』は、日本アニメーション公式YouTubeチャンネルで、2025年9月19日(金)より3話ずつ毎週金曜日20時に配信中です。
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引用元: ・【特集】[宇宙船サジタリウス] 放送40周年、「大人が懐かしがることもない」はずだった「SFドラマアニメ」 今こそ響くシビアな内容
ワロタウロス
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