衆院選の情勢調査で、自民党は単独過半数を確保する勢いを見せる一方、中道改革連合の議席の大幅減の可能性が指摘されている。「こちら特報部」は、接戦が報じられる宮城4区を歩き、各陣営の動きを追った。
一方でネット上では、自民党の高市早苗首相のメッセージ動画が1億回以上再生される異例の事態に。超短期決戦の選挙で何が起きているのか。(中川紘希、山田雄之)
宮城4区(石巻市、塩釜市、多賀城市、東松島市、富谷市など)は、参政党の新人佐野誠氏(41)と、中道改革連合の前職安住淳氏(64)、自民党の前職森下千里氏(44)の争い。
安住氏は、1996年の初当選以降、旧5区と、前回2024年から区割り変更となった4区で連続10回の当選を誇る。今回、共同通信が1月31日~2月2日に実施した電話調査では「森下氏が一歩前へ出た」と安住氏の苦戦を報じていた。
「あとひと押しだ」
高市政権で環境大臣政務官を務める森下氏は4日、多賀城駅前(多賀城市)で街頭演説。陣営は熱気に満ちていた。
森下氏は「相手は組織も大きいが私は新人のアリンコのように小さい。だが一人一人が力を合わせれば社会は変わる」と訴えた。政務官としての実績のほか、住民に温かく接してもらったエピソードを披露した。
応援演説した茂木敏充外相は外交安全保障の厳しさを語り「政策が違う政党が急に選挙の前にくっついた」と暗に中道を批判。森下氏は、高い支持率を受ける高市内閣でも重宝されていると強調した。
陣営は交流サイト(SNS)戦略も重視。雪が降る中で森下氏が決意を語る動画を投稿すると、県外から応援メッセージが寄せられた。米沢まき子・多賀城市議会議長は「中道はバタバタ。立憲民主と公明はどう協力し合えばいいか分からない様子だ」と感触を語った。
党共同幹事長の安住氏は選挙期間中の多くの時間を県外の応援演説に割く。本人不在の選挙カーを走らせる活動が中心で、陣営に危機感が広がる。
竹谷英昭・多賀城市議は「厳しい。こんな選挙は初めて」とため息交じり。突然の衆院解散に「新党結成が選挙目当てだと思われている。時間があれば政策をすり合わせて浸透もできた。してやられた」と話す。
一方で全国の中道の候補者も苦戦が指摘されており「地元に戻れないのは幹事長である以上仕方ないが難しい状況」と漏らす。
さらにSNSでは安住氏が足を組んでパンを食べる動画が「態度が偉そう」と批判されるなどネット対応にも苦慮する。
平岡静香県議は「宮城県知事選で村井嘉浩知事が狙われたように、デマや過度な誹謗(ひぼう)中傷も拡散されている」。安住氏について「公平で与野党の意見を調整する力がある」と強調した。
安住氏は6日、急きょ地元に戻り、石巻市のホテルで集会を開催。「中道を自民が脅威と感じる国民政党にしたい。政権交代をできるようにしないと政治に緊張感が生まれない」と語った。
東日本大震災からの復興のため半導体などの産業振興に意欲を見せた上で、「情勢は厳しい。明日は死に物狂いで街を歩く」と話した。
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