2/7(土) 8:53
俳優業だけでなく、初の長編監督作が国内外の映画祭で8冠を獲得するなど、 表現者として評価を高める斎藤工。さらに業界の環境改善にも力を入れているが、「僕ら世代が駆逐されないと本当の健全さは生まれない」と辛らつに語る。「44歳の男・斎藤工」が見据える、ミドルエイジからの歩み方とは?
(中略)
──若い世代に刺激を受けた経験は?
斎藤:若い世代というか……。(>>6)永尾柚乃さんなんですけどね。彼女は5歳から脚本を書いていて、しかも長編。ドラマ『誘拐の日』(テレビ朝日)で共演したよしみで台本を読ませてもらったとき、本当に驚愕しました。面白さはもちろん、内容がすごくて。少しだけお話しすると「現代人が利他の心を忘れているせいで、太陽フレアがおかしくなっている。だから利他の心を取り戻すべきだ」といった感じで、ウルトラマンのオリジナルの物語にすごく似てるんです。
斎藤:「人間が人間のために作っているものとか、電力や原子力のせいで他の生態系がおかしくなっている。だから人間さえいなくなれば」といった視点をすでに持っている。そもそも「利他の心」ですからね(笑)。彼女がこれを書いたのは、確か6歳とか7歳ぐらいで、自分の幼少期と比べるとバグっちゃいますよ(苦笑)。そういう「ハイブリッドな次世代」に対して、僕ら大人が「導く」なんていうのはあまりにおこがましい。だから「9歳なのに」というのではなく、この子の純度の高い思いを壊さずに、どう世の中へ届けられるか。そのための「風よけ」になることが、今の自分ができる役割だと思っています。彼女を見ていると、ジェネレーションギャップというより、いつも希望をもらっています。
──斎藤さんは今後、どのような人生のフェーズに入っていきたいですか?
斎藤:僕は明らかに老害予備軍なので、その自覚を持って、腐敗ではなく“発酵”していきたいと思っています。
──その自覚はどこから?
斎藤:ええ。悲しいかな、人間って年齢やキャリアを重ねるごとに注意してくれる人が減るんですよね。そうすると、気づかないうちに、どんどんどんどん腐敗という名の老害になってしまう。だから僕は、周りにいる人たちの小さな変化を見逃さないよう、常に自分自身に対してアラートを鳴らしています。周りを見ていて、発酵にしろ、輝いている発光にしろ、“はっこう”し続けている先輩方は、皆さん自分に厳しい。何かを成したとか、達成したとか1ミリも思っていない。いつも巨大な山を登り続けていて、どこかに鎮座したり、あぐらをかいたりしていない。そういう先輩たちの背中をずっと追っていたい。若かりし頃、本当にお世話になった諸先輩もたくさんいるんですけど、正直、反面教師でしかなかった人もいます(苦笑)。だから、気を抜かないように「自分もアイツらになってないか?」「老害になるぞ!」と、日々アラートを鳴らしているんです。
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引用元: ・俳優・斎藤工が「僕は明らかに老害予備軍」と語る理由。「僕ら世代が駆逐されないと健全にならない」44歳の危機感 [muffin★]
若者に好かれようなんて甘い考えは捨てろ
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