2026.02.14 16:00
マネーポストWEB
https://www.moneypost.jp/1369743
地方都市に在住する地元志向が強い若者たちを「マイルドヤンキー」と揶揄する向きもあるが、はたしてその生き方は揶揄されるようなものなのだろうか。佐賀県唐津市に在住するネットニュース編集者の中川淳一郎氏(52)は「マイルドヤンキー的な生き方が羨ましくて仕方がない」という。その真意はなにか、中川氏が考察する。
「マイルドヤンキー」という言葉もすっかり定着した印象ですが、思い浮かぶキーワードとしては、「高卒」「地元愛」「早婚」「仲間を大事にする」「ワンボックスカーに乗る」といった感じでしょうか。従来、都会のホワイトカラーからは、ネット上で「DQN(=ドキュン・低学歴の)」などと言われて蔑む対象になりがちでした。
そうしたなかマイルドヤンキーを肯定的に捉える風潮も出てきています。先日、LASISAというウェブメディアが配信した『「実家暮らし最強」「20代で戸建て」 マイルドヤンキー的な価値観が“合理的”と言われるワケ』という記事(2月10日)を読みました。内容はタイトル通りなのですが、これにはおおいに頷きました。記事はこう締められています。
〈外から見ると地元にいたままで地味に見えがちですが、地域経済を支え、次の世代を育てているのは立派な社会貢献といえます。東京か地元か、成功か安定か。単純な二択で測れない時代だからこそ、マイルドヤンキーの生き方は「一つの幸せの形」という見方が静かに広がっているのかもしれません〉
私は2020年11月に東京都渋谷区から佐賀県唐津市に移住しましたが、現在付き合っている人の中には、ここでいうところの「マイルドヤンキー」に分類されそうな方々も少なくない。彼ら/彼女らを見ていると、確かに幸せそうだし、地元の親戚や友人を通じたネットワークが存在しており、セーフティネットもしっかりしているのです。
いちいち「マイルドヤンキー」とレッテルを貼るのはためらうものの、便宜上ここではそう表現します。地方都市における「地元愛」は、人生をよい方向に後押ししてくれる、ものすごく強力なツールだと感じるのです。私など、移住から5年以上経っても、結局は「移住者」、つまり「ヨソ者」なわけでして、地縁はありません。いまだに人を紹介される時は「東京から移住してきた中川さん」と言われることばかり。
■地方都市では仕事の実績より地縁や地元愛が優先される
そんな中、地元出身の人々は、「唐津商業高校出身です」「おぉ!そうね!オレもそうや!」みたいな話で盛り上がる。これって都会の場合は、「コンビニチェーンのアノ企画を成功させました!」「アノエリアの開発を手掛けたのは私です!」みたいな話になりがちなんですね。都会は各地から人が集まってきているため、地縁が重視されにくく、「おぉっ!」と言われる評価を得るには、仕事上の実績をアピールしなくてはならない。
しかし、マイルドヤンキー界隈では出身高校や誰々と知り合いかといったことが、その人のアイデンティティを確固たるものにしてくれます。それは「実績」ではないものの、地方の人々にとっては、その経歴が極めて重要になっている証左でしょう。
私の友人の息子さんは現在高校3年生ですが、今や高校生は「金の卵」的扱いで、各企業から非常に重宝される人材です。その彼は、全国に拠点があるメーカーを含めいくつか内定を得たなかから、地元勤務を約束してくれた大手建設会社への入社を決意。地元の祭りである「唐津くんち」に参加したいと正直に伝え、その望みを叶えてもらえたのです。
こうした地元愛の強い若者が地域を支えているわけです。これを「地元に捉われたマイルドヤンキーw」などと見下す向きはあるものの、正直私のような非マイルドヤンキーは、このような人生が羨ましくて仕方がない。だって、都会で失敗した場合、地元に戻ってくれば親戚と仲間が自分を助けてくれるんですよ! こんないい人生はないのではないでしょうか。
※以下引用先で
引用元: ・【社会】地方移住者が憧れてやまない「マイルドヤンキー」的生き方 [七波羅探題★]
from Tweeter BreakingNews-ツイッ速! https://tweetsoku.news/2026/02/18/178900/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=178900
via IFTTT

