1995年に「プリント倶楽部(セガ/アトラス)」が登場し、プリントシール文化誕生から2025年で30年を迎えた。長く女子たちから愛されてきた「プリ」だが、ここ20年近く続いているのは目を大きくした「デカ目」加工だ。
漫画やアニメに出てくるような「デカ目」だが、女子たちの間ではそれに違和感はないという。
なぜ女子たちは「デカ目」にするのか。街で「プリ」を撮る女子や心理学、技術視点などの専門家にそのココロを聞いた。
(文・写真:ライター・上條まゆみ/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)(※「プリント倶楽部」及び「プリクラ」は株式会社セガの登録商標)
◼「盛れた!」「かわいい!」デカ目
2月初旬の平日午後、東京・SHIBUYA109の地下2階。プリントシール機専門店 「girls mignon」は、「プリ」を撮りに来た女子たちでにぎわっていた。
「月に3、4回は撮ってます。今日は高校が入試休みなんですが、クラスの友だちと『制服姿でプリ撮ろ』って約束して来ました」(高校2年生の2人組)
「(高校の)卒業旅行で北海道から来たんです。せっかくだから渋谷で『プリ』撮りたくて」(高校3年生の2人組)
「これからアフタヌーンティーに行くんですけど、その前にまず『プリ』。思い出づくりです」(大学生の2人組)
日常的に撮る子もいれば、「記念」で撮る子もいる。
店内には「わたウサ」「Bloomit(ブルーミット)」など、名前のついた機種がいくつも並ぶ。女子たちは気に入った機種を選び、ひらひらしたカーテンをくぐってブースに入る。
機種によって、撮り方や仕上がりのテイストが少しずつ異なる。撮影前にポーズのパターンを決め、数分の間に10回前後シャッターが切られる。撮影後に画面上の顔や部位のサイズを変化させたり、落書き・スタンプで飾ったりして「盛る」(加工する)。1回の撮影はだいたい500円だ(メーカー希望価格/店舗によって異なる)。
「盛る」中で、標準の仕様ともなっているのが目を大きくする「デカ目」加工だ。
「デカ目」になると、どこか漫画やアニメのキャラのような顔立ちになる。
完成した「プリ」を見せてもらった。どれも目が黒々と大きい。大人の目には少し不自然にも映るが、本人たちは「別に、何の違和感もない」「プリって、こういうもの」と満足げだ。
「やった! 盛れた」
「かわいー」
楽しそうに笑い合いながら、女子たちは渋谷の街へ散っていった。
(略)
◼「プリ」はアバター感覚
「プリ」大好き女子2人に話を聞いた。
神奈川県在住の女子高生、浅沼希野美さん(18)は、「目が大きいほうがかわいく見えると思うので、『デカ目』加工は魅力的」と話す。
ふだんから「プリ」が大好きで、撮る頻度は週2、3回。イベントがあった日やメイクをした日は必ず撮る。この日も地元で妹と撮ってから、渋谷に出てきた。
「好きな機種は『ハルセカ(ハルイロセカイ)』と『わたウサ』。私的には、いちばん盛れるので」
希野美さんにとって「盛る」とは、現実を上書きするための加工というより、どんなふうにしたらかわいくなるかな? と考えて「顔を作る遊びに近い」という。最近は、目を大きくしたうえで少し垂れ目に寄せる加工が気に入っている。
「顔をキャンバスにして楽しんでいる感じです」
「プリ」は、一人で完結する自己演出ではなく、友だちとの共同制作でもある。「盛る」を前提に「どの機種にする?」という会話から始まり、ブースでは一緒に「盛る」過程を楽しむ。「盛れてるね」は悪口ではなく、純粋に褒め言葉である。
続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/632611a9435effbe6dd544c9c8e50a4bb6ac836b
[Yahoo!ニュースオリジナル特集]
2026/2/21(土) 14:36
引用元: ・【びじゅ】「盛れてるね」は褒め言葉――プリクラ30年、「デカ目」加工の人気続く理由 [煮卵★]
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