「石油危機」という報道は、必ずしも正確ではありません。まず石油について。日本の石油備蓄は国家・民間合わせて246日分です。1973年のオイルショックを契機にIEA加盟国が構築した協調融通体制の成果であり、G7の起源もここにあります。
これが機能しないのだとすれば、50年なにをやって来たのでしょう。次にLNG。国内在庫は全在庫ベースで約3週間分しかありません。−162度で保存する物理的制約から石油のような備蓄は不可能です。
カタールは世界最大級のLNG輸出国ですが、そのLNGはすべてホルムズ海峡を通過します。JERAは2月にカタールから年300万トンの長期契約を結んだばかりです(供給は2028年から)です。
つまり、ホルムズ封鎖で先に危機になるのは石油ではなくLNGです。輸入比率は低いですが、スポットの玉不足、価格には間接的に影響します。
さらに中国は1月、対日デュアルユース品目の輸出規制を発動。重希土類のジスプロシウム等は対中依存度ほぼ100%で、3ヶ月の供給停止で6600億円の損失試算があります。ホルムズと中国——二つのリスクが同時に顕在化しています。問題は石油の値段だけではありません。
3/1(日) 18:55 大場紀章 エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所 代表
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9142e0795346233df7a720795f63283da8f47608
引用元: ・【ホルムズ封鎖】備蓄246日の石油はまだマシ、問題はLNG在庫3週間と中国規制 [3/1] [ばーど★]
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