中国にある「偽ブランド」村 不景気も客足伸びる、「本物」求め中国人が日本に殺到
中国にある「偽ブランド」村 不景気も客足伸びる、「本物」求め中国人が日本に殺到
https://news.yahoo.co.jp/articles/201fac6d9616f0dc9b060ad6acab3161c095ba52
不正薬物や偽ブランド品など、海外からの違法な輸入が増加しています。偽ブランド品の主な輸入元は「中国」。その中国にある、コピー品を販売・製造する村を取材しました。
引用元: ・中国にある「偽ブランド」村 不景気も客足伸びる、「本物」求め中国人が日本に殺到 [662593167]
■大麻にコカイン…密輸急増、偽ブランド品も最多ペース
箱いっぱいに詰められたキャンディーと思いきや、実はこれ、飴のような状態にして包み紙でラッピングされた「大麻」なんです。
財務省によりますと、空港や港湾の税関で摘発された密輸事件で、去年1年間に押収された覚せい剤などの不正薬物は2579キログラムにのぼるということです。
2年連続で2トンを超え、過去3番目の量となっています。
不正薬物では、▼大量に積まれた本物のブルーベリーの中に覚せい剤を隠し、機械に検知されにくくした事例があったほか、▼成田空港に到着した旅行客がコカインを飲み込み、体内に隠して持ち込もうとした事例まであり、財務省は「手口は確実に巧妙化している」と警戒を強めています。
また、中国からニセモノのユニフォームや偽ブランドのネックレスの密輸入事件も告発されたということです。
知的財産を侵害した、いわゆる「ニセモノ」をめぐっては、去年上半期に輸入を差し止められた件数が過去最多となっていて、国別では中国が最も多い状況です。
不景気が続く中国では、偽ブランド品の人気が若者を中心に高まっているといいます。
■中国にある「偽ブランド」村、不景気も客足伸びる
ここは、中国中部の河南省にある桑坡村。偽ブランド品の製造・販売で有名です。村の中心部には数千もの衣料品店が立ち並び、大勢の買い物客で賑わっています。
店員
「(Q.これ偽物ですか)そうです。(Q.本物と同じですか)90%は同じです」
商品のほとんどが偽ブランド品です。
店員
「(Q.本物ですか)“復刻版”ですよ」
記者
「いろいろありますが、ロゴは本物そっくりですね」
取材したおととしの時点では、本物だと日本円で数十万円するダートが、わずか4000円ほどの金額で売られていました。
客
「全部、価格が安くていいですね。質もいいですし」
もちろん、中国でも偽ブランド品の製造・販売は違法で、店は営業停止などの処分を受ける可能性があります。
至るところに「偽物を無くそう」と書かれた横断幕が掲げられ、当局による取り締まりも行われています。
しかし、販売される偽ブランド品の種類が年々増えていて、村を訪れる卸業者や買い物客も増加の一方。遠い街から訪れる人も珍しくなく、わざわざ飛行機に乗って来る客もいるということです。
中国メディアは、この村について「模造品の流通センターになっている」と報じています。
■増え続ける偽ブランド品 プロでも鑑定が困難に?
小林由未子キャスター:
偽ブランド品について全国の税関で差し止められた件数も増えてきています。2024年上半期で差し止められた件数は、過去最多の1万8153件となりました。大谷選手の関連グッズやブランド品、キャラクター商品が含まれていたといいます。
ブランド品の偽物というのは、なかなかなくならないんですけれども、中国の桑坡村では偽ブランド品の種類が増え、買い物客が増加しているといった情報もありました。
この偽ブランド品について調べてみると、ちょっと不思議な流れがあることがわかりました。
ブランド品というのは、3つの等級にわかれています。
A級:素人でも分かる
S級:素人では分からない
N級:プロでも見分け困難、部品の一部に本物を使用
偽物が精工になってきたことで、日本でブランド品を見分ける技術も向上しています。実際にマイクロスコープを使って鑑定を行っている「コメ兵」を取材してみました。
ブランド品にマイクロスコープを当てて拡大した画像を撮影します。この画像をパソコンに取り込むと、AIが学習している本物のデータと照合し、鑑定を行ってくれるのだそうです。精度は最大99%以上と、大変信頼のおけるものとなっています。
例えば、ブランド品と偽ブランド品の生地を拡大してみます。比べてみますと、基準内の方が刻印がくっきりしていて、輪郭がはっきりしているのがわかります。
別の生地を拡大すると、基準内では綺麗な印象を受ける一方で、基準外だとよれていたり、キメもバラバラな感じです。
これ以外にも複数の項目を検査して、AIが本物か偽物かというのを判断しているということです。
■「本物」を求め中国人が日本へ
見分ける技術が向上すると、本物を求め、中国人が日本へやってくるようになります。春節の時期に実際に取材をしてみますと…
中国人観光客
「信頼できて、偽物を買う心配がない」
安心感を持って買い物できるということだったんです。
日本への信頼が広がり、「日本ではチェックをしているから大丈夫だ」という事で「チェックド・イン・ジャパン」という言葉もできている。
上村彩子キャスター:
日本だと信頼できて、しかも円安の影響もあって、買い物天国に感じるでしょうね。
■ブランド品購入の注意点
食べチョク代表 秋元里奈さん:
お店でちゃんと検査されているところだと安心して、中古品でも買えるかなっていうのはありますね。一方で、フリマアプリだったりとか、個人間取引が増えている中で、お店みたいなチェックがない状態で、気付かない内に偽物を買っているっていうこともあるのかなと思いました。
アカウントとかを見に行って、異常にブランド品ばっかり売ってないかとか、個人でやっているのかなみたいなところは、買う側がチェックしないといけないのかなと感じました。
井上貴博キャスター:
フリマアプリで今、偽物の化粧品などが横行している。プラットフォーム側も対策しているが難しいところもある。
チェック機能を日本の技術として輸出したり、様々なところにまたそのビジネスチャンスを生み出したり、他の利用方法もあるのかなと感じる。
秋元さん:
そうですね、それこそこのAIの技術とかは、ある意味これまで鑑定士の方とか人に頼ってた部分をAIでできるという話なので、この技術を海外に輸出していくというのは、すごく可能性があると思います。
小林キャスター:
我々は偽物を買わないためにはどうすればいいのか、コメ兵の担当者に聞いてみますと…
▼正規代理店で購入する
▼フリマアプリで購入する際は、商品が送られてくる前に鑑定するサービスなどを利用
▼あまりにも安すぎるブランド品は買わない
など、注意した方がいいかもませんね。
井上キャスター:
安すぎると偽物と感じやすいですが、N級品とかプロでも見分けがつかない物で、少しディスカウントされて出品されていると、分からない気がします。
秋元さん:
チェックしてくれるサービスもそうですし、アカウントを商業的にやってるところだと、同じ商品がいっぱい出てたりとかするので、少しでも怪しいなと思ったらやめておくのが安全なのかなと思います。
井上キャスター:
ネットで買い物をする方が時間がかかるかもしれない、というぐらい見ないと駄目ですもんね。
笑えるね😄😄😄😄😄
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