三井住友建設マンション、耐震に不備 下関市「こんなケースは初」
三井住友建設マンション、耐震に不備 下関市「こんなケースは初」
構造スリットは、地震の揺れから建物を守るため、壁と柱や梁(はり)の間に設けられる3~5センチの隙間(すきま)。隙間には緩衝材や断熱材が詰められる。構造スリットがないと、地震発生時に柱のせん断破壊が起きやすくなるといわれる。
マンションは06年2月に完成した鉄筋コンクリート造10階建てで、延べ床面積約7000平方メートル。75戸あり、全室入居しているという。約10年前から漏水などの問題が発生したため、マンション管理組合が民間の検査会社に調査を依頼し、構造スリットの不備が判明した。24年9月には下関市にも報告があり、市も構造スリットの不備を確認。建築基準法違反の可能性があるとみている。
三井住友建設は24年に、このマンションを通路など外側から245カ所にわたって調査。その結果、15・5%に当たる38カ所にしか構造スリットが設けられていないことがわかった。調査に立ち会った建築士によると、元々の設計図と、構造計算書などの整合性もないという。
マンションの住民からは「地震が発生した際に命にかかわる恐れがある」「資産価値が落ちる」と懸念する声が上がっているという。マンション管理組合の交渉委員として三井住友建設との話し合いを進める建築士は「是正工事をしてもらい、資産価値を元に戻してもらわなければならない」と語気を強める。
図面通りに施工しなかった原因について、三井住友建設は取材に対し「当時の関係者などに確認したが、引き渡しから18年以上が経過していることから確認が困難であり、原因の把握には至っていない。住民の皆さまにご心配をおかけし、おわび申し上げます」と回答した。【山本泰久】
毎日新聞 2025/2/22 11:45(最終更新 2/22 11:52)
https://mainichi.jp/articles/20250222/k00/00m/040/063000c
引用元: ・三井住友建設マンション、耐震に不備 下関市「こんなケースは初」 [蚤の市★]
傷物味噌付きじゃね
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