【米バージニア大学研究】不安、憂鬱、いらだち・・・30歳から35歳の女性の半数以上、女性は予想よりずっと早く更年期障害の症状を経験する

この研究は、閉経期に至る過渡期である「更年期前期」に重要な光を当てている。閉経期の女性の多くは、更年期関連の症状に悩むには自分はまだ若すぎると考え、50代になるまで症状は現れないと考えている。しかし、この誤った考えは、女性たちが沈黙して苦しむ原因になっているだけだと研究者らは言う。

ジェニファー・ペイン医学博士、研究共著者、 バージニア大学保健センターおよびバージニア大学医学部の生殖精神医学の専門家
更年期障害に関連する身体的および感情的症状は十分に研究されておらず、医師によって無視されることも少なくありません。この研究は、これらの症状がどれほど一般的であるか、女性に与える影響をより完全に理解し、医師だけでなく一般の人々の間で認識を高めるために重要です。更年期障害に関連する症状のこのような進行を知ることは、女性が更年期障害の時期に入ったときに何を期待すべきかを女性と医師の両方が知るのに役立ちます。」

この新しい研究では、オンラインと Flo アプリで実施されたアンケートに回答した 30 歳以上のアメリカ人女性 4,400 人以上が自己申告した症状を分析しています。

30 歳から 35 歳の女性のうち、55.4% が広く使用されている更年期障害評価尺度 (MRS) の「中程度」または「重度」の基準を満たす症状を報告しました。

この数値は、36 歳から 40 歳の女性では 64.3% に増加しました。しかし、ほとんどの女性は 56 歳以上になるまで更年期障害の症状の治療を求めません。

「更年期障害にはまだ若すぎると一般的に考えられている女性の多くが、更年期障害に関連する症状が強いと訴えています」とフローの科学部長、リュドミラ・ザウノバ博士は語った。

「これらの女性に何が起きているのかをより深く理解し、必要なケアを受けられるようにするために、研究を続けることが重要です。」

研究者らは、不安、憂鬱、いらだちなどの心理的症状が身体的な症状よりずっと前に現れていることを発見した。

これらの症状は41～45歳の女性でピークに達し、その後56歳以上の女性で最低になった。

https://www.news-medical.net/news/20250225/Women-experience-perimenopause-symptoms-much-earlier-than-expected.aspx

更年期障害の症状に沈黙して苦しむ若い女性たち
https://newsroom.uvahealth.com/2025/02/25/young-women-suffering-menopause-symptoms-in-silence/