【女子プロ】ジャガー横田ら所属　女子プロレス団体　試合中の性的写真投稿訴訟で和解　解決金100万円＆出禁措置

ジャガー横田ら所属　女子プロレス団体、試合中の性的写真投稿訴訟で和解　解決金100万円＆出禁措置

　女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」は27日、公式サイトを通じ、同団体が提起した訴訟に関し、和解が成立したと報告した。

　10年にNEO女子プロレスを退団した井上京子がプロレス団体の旗揚げを目指して設立。現在は井上、ジャガー横田、佐藤綾子ら人気プロレスラーが所属している。

　23年4月に、試合中の女子選手の身体の一部を性的に強調した写真や画像がSNSなどに投稿され、選手が試合に集中できないほどの不安を抱える事態が発生した。

　これらの投稿に対し、団体は24年1月23日に被告を提訴。全8回にわたる裁判を経て、今年2月17日に和解に至ったと明かした。

　団体は和解に至るまでの1年7カ月について「本件を通じ、当団体は多くのご意見をいただき、社会の変化を敏感に感じながら多角的に学ぶ機会となりました。また、未成年の選手や練習生も在籍するプロレス界において、彼女たちを守る責任を改めて認識し、選手が試合にのみ集中できる環境づくりの重要性を強く実感しています」とコメント。

　「ファンの皆様およびプロレス業界の皆様向けに、別途お話しする機会を設ける準備を進めております今しばしお待ちください」と呼びかけた。

　また、和解内容について「被告は、当団体および選手に対し、精神的苦痛を与えたことを認め謝罪　解決金として計100万円（当団体および選手に各50万円）を支払うことを確約（既に着金済み）」と説明。

　「被告は、当団体の興行への来場禁止および、当団体選手が他団体に出場する試合中の会場退出を確約　当団体および選手に関する一切の情報発信を禁止（違反時は1回につき10万円の違約金）　被告の個人情報は公表しないが、今後違反行為があった場合には適切な対応を実施」とした。

　最後に「現役のプロレスラーの皆様を含め、多くの方々からご支援をいただきました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます」と感謝を伝え、

　「今後も、選手・練習生・スタッフが安心してプロレスに向き合える環境を守るため、必要に応じて法的手段を含めた厳正な対応を続けてまいります」と呼びかけた。