【海外援助を管轄するアメリカ国際開発庁】解雇の職員ら 荷物まとめ建物を後に 大幅削減決定で・・・トランプ政権は職員に対し、本部を訪れて15分以内に自分の机を片づけて退去するよう指示

トランプ政権で支出の削減を進めるDOGE＝「政府効率化省」を率いるイーロン・マスク氏は、USAIDは「運用が不透明だ」などとして閉鎖が必要だという認識を示していて、AP通信によりますと、これまでにほとんどの職員が解雇か休職を言い渡されました。

そしてトランプ政権は、USAIDの職員に対し、それぞれ決められた時間に首都ワシントンにある本部を訪れて15分以内に自分の机を片づけて退去するよう指示し、27日、所持品を段ボールやカバンに詰めた職員らが建物を次々と後にしました。

一方的な解雇通告に同僚と涙を流して抱き合う職員らもいて、本部の建物の前ではトランプ政権の対応に抗議する市民が集まり、職員らに拍手を送りました。

前日の夜に解雇を通告されたという女性は「悲しみや無力感にさいなまれています。ものごとの進み方が早すぎます。トランプ政権は私たちに反応するいとまを与えませんでした」と涙ながらに話していました。

トランプ政権は、USAIDについて国内の職員1600人を削減するとともに、全世界で1万人以上いる職員の大半について休職に入るよう指示しています。

USAIDは、ウクライナをはじめとした紛争地や途上国など、世界各地で医療や食料支援など幅広く援助を行っていたことから、各国での人道状況の悪化が懸念されています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250228/k10014735801000.html

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