トランプ、ゼレンスキー両首脳の会談が決裂 協定への署名は見送りに
トランプ、ゼレンスキー両首脳の会談が決裂 協定への署名は見送りに
トランプ氏は会談後、自身のSNSに「ゼレンスキー大統領は米国が関与する和平の準備ができていないと判断した」と投稿。「私が欲しいのは平和だ。彼は米国が大切にしている大統領執務室で、米国を軽んじた。和平の準備ができたら戻ってくればいい」と主張した。
一方、ゼレンスキー氏もSNSに短い文章を投稿。米国の支援と自身の訪米の実現に謝意を示し、「ウクライナが必要としているのは、公正で永続的な平和だ。まさにそのために、私たちは働いている」と訴えた。
ゼレンスキー氏は会談に、いつものカーキ色のスウェット姿ではなく黒色のフォーマルな装いで到着した。
記者団には会談の冒頭約50分が公開され、初めはなごやかに進んでいた。トランプ氏はウクライナに今後も武器を提供するかと記者団に問われると「もちろんイエスだ」と答え、「あまり送る必要がなくなるといい。早く(戦争を)終わらせたいからだ」などと語っていた。
ところが、40分ほど経過したところで協議は暗転。2014年に南部クリミア半島をロシアに違法に併合され、米国の歴代政権がプーチン大統領を止められなかった経緯を話していたゼレンスキー氏に対し、同席していたバンス米副大統領が「米メディアの前でそう主張するのは失礼だ」と口火を切った。
バンス氏は昨秋の訪米時にゼレンスキー氏が激戦州ペンシルベニアの陸軍砲弾工場を民主党議員と訪れたことを持ち出して「敵の選挙運動をした」とやり玉にあげた。「この会談を通して一度でも(米国の支援に)ありがとうと言ったか?」などとまくし立て、「何度も感謝を述べている」と反論するゼレンスキー氏と応酬に。さらに、ウクライナの問題は欧州と大西洋を隔てた米国の問題でもあり、「いずれそう感じるだろう」と主張したゼレンスキー氏を、トランプ氏が「我々がどう感じるかは、あなたが決めることではない」と強い口調で遮り、「あなたは今、本当に良い立場にいない」「あなたは第3次世界大戦をけしかけているようなものだ」「あなたの兵士は不足している。それなのに停戦は望んでいないと言うのか」などとたたみかけた。
トランプ氏は「もっと我々に感謝すべきだ。我々なしであなたに(交渉の)カードはない」とも語り、ゼレンスキー氏の「態度が変わらなければ取引は難しいだろう」と述べた。
会談はその後非公開に移ったが、決裂は明らかだった。予定された協定の署名も共同会見もないまま、ゼレンスキー氏はホワイトハウスを去った。米FOXニュースによると、最後は協議継続を懇願するウクライナ側を、同席したルビオ米国務長官が「蹴り出す」形になったという。
ゼレンスキー氏にとっては今…(以下有料版で,残り539文字)
朝日新聞 2025年2月28日 22時00分(2025年3月1日 5時52分更新)
https://www.asahi.com/articles/AST2X2W0WT2XUHBI02DM.html?iref=comtop_7_01
引用元: ・トランプ、ゼレンスキー両首脳の会談が決裂 協定への署名は見送りに [蚤の市★]
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