ヴァンス米副大統領の「どこかの国」発言に英仏が反発
ヴァンス米副大統領の「どこかの国」発言に英仏が反発
ヴァンス副大統領は4日、米民放FOXニュースのインタビューで、ウクライナに対する「最善の安全保障は、アメリカ人にウクライナの将来における経済的利益を与えることだ」と述べた。
そして、「それは、30年から40年戦争をしていないどこかの国の2万人の部隊よりも、はるかに良い安全保障だ」と付け加えた。
イギリスとフランスは、ロシアの全面侵攻をめぐる将来の和平合意の一環として、ウクライナに地上部隊を派遣する意向を示している。
英仏の政治家らは、この「どこかの国(some random country)」という言葉が両国を指しており、長年、アメリカと共に部隊を派遣してきた両国軍を軽視していると非難した。
ヴァンス氏はその後、ソーシャルメディアで、「イギリスにもフランスにも一切言及していない」と主張。両国について、「過去20年間、さらにそれを超えて、アメリカと共に勇敢に戦ってきた」と付け加えた。
しかし、先の発言がどの国を指しているのか具体的には明言しなかった。
またこの投稿では、「率直に言おう。支援を申し出ている国々の中には、戦場経験も軍事装備も十分でない国が多い」とも述べた。
これまでのところ、ウクライナでの和平合意を監視するために部隊を派遣すると公に約束したのはイギリスとフランスだけだが、キア・スターマー英首相は以前、「いくつもの国」が同意していると述べている。
スターマー首相は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が再びウクライナに攻め込まないようにするには、防空をはじめとしたアメリカによる安全保障の保証が必要だと述べている。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領はこれまで、こうした約束を拒否しており、代わりに、鉱物取引の一環としてウクライナに行くアメリカ人労働者が、そうした保証を提供できると主張している。
■英野党は「歴史から消し去る行為」と非難
フランスのセバスチャン・ルコルニュ国防相は議会で、ヴァンス氏が「発言を訂正した」ことを歓迎した。
ルコルニュ氏は、近年亡くなったフランス兵たちに追悼の意を表し、「彼らは我々の同盟国の尊敬に値する」と述べ、フランス議員から拍手を受けた。
英首相官邸は、スターマー首相がヴァンス氏の発言を侮辱的または無礼と受け取ったかについてはコメントを避けたが、「イラクやアフガニスタンで勤務したすべてのイギリス軍に対し、深い敬意を抱いている」と述べた。
イギリスは、2001年9月11日の米同時多発攻撃を受けて、同年10月にアメリカのアフガニスタン侵攻に参加。フランスも部隊を派遣した。
過去20年間で15万人以上のイギリス軍人がアフガニスタンで勤務し、最後の部隊は2021年に撤退した。
全文 BBC
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa44324a4abe62c962c5f601cc8349606508c831
(英語記事 Anger over Vance ‘random country’ peacekeeping remark)
引用元: ・ヴァンス米副大統領の「どこかの国」発言に英仏が反発 [どどん★]
タダでもいらんわ
こいつが出しゃばると大体事態が悪化する
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