【滋賀】「一緒に死ぬか」「うん」 事故で脳挫傷、30年超介護した長男を承諾殺人 父の後悔「毎日夢に出て」
【滋賀】「一緒に死ぬか」「うん」 事故で脳挫傷、30年超介護した長男を承諾殺人 父の後悔「毎日夢に出て」
「こうするしかないと思ってやったが、間違っていた。毎日寝る前、夢に出てきてほしいと思う。謝りたい」。2月13日に大津地裁であった承諾殺人事件の公判で、被告(82)は自ら手をかけた長男への思いを語り、30年以上の介護に疲弊して追い詰められていった状況を明かした。
長男(50)は高校生だった1991年、所属したサッカー部の自主練習中に交通事故で大けがを負った。脳挫傷の後遺症で身体が不自由となり、全ての日常生活には介助が必要となった。返事以外の発語はなかったという。
被告は自宅をバリアフリーに改修し、献身的に介護を続けた。食事や排せつ、入浴をはじめ、床擦れや体の硬直を防ぐための体位交換を欠かさなかった。介護施設に通うことはあったが、自宅ではいつも一緒に過ごしていた。被告人質問で弁護人からその理由を問われると、「私が離れようとすると、ウーンと声を出してさみしそうな顔をしましたので」と答えた。
ここ数年は自身の体調が悪化。メニエール病を患い、めまいや吐き気に襲われた。ほかの家族への負担を考えて相談ができず、犯行に至った。
事件当日、長男に「お父さんも死ぬから一緒に死ぬか」と何度か聞くと、長男は「うん」と答えた。首を絞めると、唯一動く左手でも抵抗をしなかったという。
京都新聞 2025/03/05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3743ba5b78abc16c512afd785041b6a9c36db967
引用元: ・【滋賀】「一緒に死ぬか」「うん」 事故で脳挫傷、30年超介護した長男を承諾殺人 父の後悔「毎日夢に出て」 [おっさん友の会★]
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