【全労連 “物価高騰から生活守るため大幅賃上げを” 集会で訴え】生協で働く人で作る労働組合の女性 「食事を減らさざるをえないなど普通の暮らしができないという声が多いです」

ことしの春闘は賃上げの勢いの定着が焦点で、来週12日の集中回答日に向けて経営側と組合側との交渉が本格化しています。

6日は医療や製造業などの中小企業や、非正規雇用で働く人を中心におよそ70万人の組合員がいる労働団体の「全労連」が東京 千代田区の日比谷公園で集会を開き、1500人以上が集まりました。

この中で秋山正臣議長は「私たちの進めてきた闘いが労働者の処遇改善、大幅賃上げが必要だとの世論を作り運動をリードしてきた」と述べ、物価の高騰から働く人の生活を守るため大幅な賃上げが必要だと呼びかけました。

全労連はことしの春闘で非正規雇用で働く人を含むすべての労働者の賃金について、定期昇給分とベースアップ相当分を合わせて10％以上、月額で3万2000円以上の引き上げを求めるとしていて、ストライキの実施を辞さない姿勢で臨むとしています。

最後に参加者全員で「歴史的な大幅賃上げ」などと書かれたプラカードを掲げ、「頑張ろう」と声をあげていました。

生協で働く人で作る労働組合の50代の女性は「食事を減らさざるをえないなど普通の暮らしができないという声が多いです。物価上昇を上回る賃上げを勝ち取りたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250306/k10014741381000.html