【産経新聞】 北京の日本大使館で両国学生集い「日中成人式」　ミャクミャクも登場して新成人の門出祝う

【北京＝三塚聖平】北京の在中国日本大使館で8日、日本人留学生と日本語を学ぶなど日本文化に興味を持つ中国人学生が参加する
「日中友好成人式」が開かれた。振り袖や漢服などを身にまとった約100人の新成人らが参加。
会場では2025年大阪・関西万博のPRも行われ、公式キャラクター「ミャクミャク」が登場して新成人の門出を祝った。

式典で金杉憲治駐中国大使は、日中両国の学生に対し
「共に手を携えて知恵を出し合い、日中間のみならず世界の未来にとっての架け橋になってもらうことを期待したい」と祝辞を述べた。

日中それぞれの新成人の代表があいさつし、日本側を代表した北京大に留学中の松村伶さん（20）は
「私たちがここでともに祝うことができるのは、日中のお互いの文化への興味と理解を持っているからだ」と指摘。
「日中両国の歴史、文化が紡いできた縁をこれからも大切にしていきたい」と中国語も使って成人の意気込みを述べた。

https://www.sankei.com/article/20250308-Q6XDFO5PSJMSTIMT6AA752WX34/photo/PC3FM2NK4NL67JW7WQZ7X5QCJQ/
8日、北京市の在中国日本大使館で開かれた「日中友好成人式」で行われた鏡開き（三塚聖平撮影）

中国側を代表した北京外国語大学の周?涵さんは
「世界に対して若くて活気に満ちた中国の姿を伝えるとともに、日本との絆をより多くの人に知ってもらいたい」と日本語も用いて
語った。

日中友好成人式は15回目の開催で、今回は2004～06年生まれを中心に出席した。主催した北京の日本人留学生団体で
会長を務める船越彩織さん（23）は「式典を通して未来を担う日中両国の若い世代が出会い、交流をして日中友好の懸け橋を築くことが
一番の希望だ」と語った。

2025/3/8 17:55
https://www.sankei.com/article/20250308-Q6XDFO5PSJMSTIMT6AA752WX34/