【日米】関税が無ければカリフォルニア米5kg1295円 消費者には嬉しい価格だが、日本の農家への打撃の懸念も
【日米】関税が無ければカリフォルニア米5kg1295円 消費者には嬉しい価格だが、日本の農家への打撃の懸念も
狙われたのは日本が輸入米にかけている関税です。
12日の“ソレってどうなの?”は、「“関税戦争”でカリフォルニア米が安くなる?」をテーマにお伝えします。
アメリカのレビット報道官は11日、EU(ヨーロッパ連合)やインドと並び日本に対しても、アメリカが不利になる貿易を行っていると発言しました。
日本がアメリカ産の米に課している関税に関して、「日本はコメに700%の関税を課しているのを見てください」と批判。
そのうえでトランプ大統領が進める関税戦争の対象になる可能性を示唆しました。
実際に日本は700%も関税をかけているのでしょうか。
農水省によれば、2001年ごろのWTO(世界貿易機関)の貿易自由化の交渉で、当時の米の国際価格に基づき、税率に換算すると778%。
しかし、政策研究大学院大学の川崎研一教授は、今は200%ほどだと試算しています。
日本が義務として輸入している年間約77万トンの米を除き、国産の米の価格に影響を与えないよう1kgあたり341円の関税をかけています。
では、もしも日本がアメリカ産の米にかけている関税がなくなれば、アメリカの米はどのくらい安くなるのでしょうか。
例えば、5kg3000円のカリフォルニア産のカルローズ米の場合1705円の関税がかかっています。
つまり、関税がなければ計算上は3000円から1705円を引いた1295円で売られることになるはずです。
米の価格が高騰している中、この値段は魅力ではあります。
街の人にカルローズ米がスーパーで売っていたら買うか聞いてみると、「味は試してみないと…だが、もしそんなに変わらなかったら、それだけ安かったら(カルローズ米を)買うかな」「おいしければいいと思う。カリフォルニア米で、なおかつ有機とか農薬のこととか、ちゃんとできてるものなら、安ければそっちがいい」などの声が聞かれました。
一方で、「私は日本米を食べる、しばらく。日本のお米すごくおいしいし、自分たちで作ったものを自分たちで食べたい」「国産で育ってるからね。国産が断然かな」と、それでも日本の米を買うという人もいました。
今回注目が集まっているカルローズ米ですが、国産のお米と比較して、少し細長く、食感はパラパラとしていますが味はほぼ同じといわれています。
実際はどうなのか、五ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんにカルローズ米の味について聞きました。
五つ星お米マイスター・澁谷梨絵さん:
日本のコメと比べると、ちょっと粒が大きめ。味わいはあっさりしている感じ。日本のコメはすごくもちもち、しっかり粘り気のある食感だが、(カルローズ米は)粘り気が少なめであっさり。さらっと食べていただけるようなコメ。
カルローズ米は牛丼やカレーなど汁気のあるものや、チャーハン・ピラフにも合うといわれています。
一方で、関税が撤廃されると、日本の農家への打撃は大きいと澁谷さんは話します。
五つ星お米マイスター・澁谷梨絵さん:
農家を守るためにも国産のコメを食べていただきたいのが前提だが、業務用では(カルローズ米が)より活用されていく可能性はある。景気も厳しい中で「カルローズ米食べられるし、いいかな」と思って食べることも発生してくるので、(日本に農家にとって)かなり深刻だと思う。
今後、米の関税という聖域は撤廃されるのでしょうか、注目が集まります。
3/12(水) 18:25配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a55897820c4626594083b15e927b3f4cb084969
引用元: ・【日米】関税が無ければカリフォルニア米5kg1295円 消費者には嬉しい価格だが、日本の農家への打撃の懸念も [シャチ★]
食料難になっても庶民には回ってこないのがわかったからカリフォルニア米入れていいよ
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