国葬黒塗りの不服審査請求を棄却　政府、招待者名簿「中傷の恐れ」 共同通信

2025/03/16
Published　2025/03/16 21:05 (JST)
Updated　2025/03/16 21:17 (JST)

内閣府から開示された「故晋三国葬儀参列者名簿」。黒塗りの部分が目立つ

　晋三元首相の国葬の招待者名簿が黒塗りで開示されたことに対する共同通信の行政不服審査請求について、政府は16日までに、棄却すると裁決した。諮問した第三者機関「情報公開・個人情報保護審査会」が、参列が明らかになれば「誹謗中傷を受ける恐れがないとは言えない」との見解を示したのを踏まえた。内閣府は2023年の情報公開請求を受け、黒塗りが74％を占める名簿を開示し、共同通信が不服を申し立てていた。

　政府は氏の国葬を22年9月に主催し、経費約12億円を全額支出した。参列者を非公表とする対応は公益性や検証の観点で課題が残りそうだ。

（略）

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