北海道の労災死急増、16人…1-2月で全国ワースト見通し
北海道の労災死急増、16人…1-2月で全国ワースト見通し
2025/03/23 05:00

道内で今年に入り、労働災害による死者が急増している。2月末までに16人(速報値)に上り、前年同期より7人多く、都道府県別では最悪の水準だ。年間94人が死亡し近年では死者が目立って多かった2010年に迫るペースで、北海道労働局は建設工事などが本格化する春に向け、注意を呼びかけている。
同局によると、1月の死者は11人で、前年同月より6人多かった。1月の全国の総数は44人で、道内が25%を占めた。2月も5人が死亡。1~2月分の全国の状況は国が集計中だが、道が都道府県別でワースト1位となる見通しだという。
業種別では、建設業が5人と最多で、林業が3人で続く。状況の内訳は、高所から落ちる「墜落・転落」が8人と半数を占めた。次いで「交通事故」が4人、重機などによる「激突され」が3人だった。
同局安全課の分析によると、1月の11人の年齢は70歳代が5人で最も多く、次いで50歳代が4人。11人中9人は経験年数10年以上で、年配のベテランが深刻な労災にあっていた。経験30年以上の60歳代の労働者が、建物の屋上で転落防止器具を装着せずに作業し、17・6メートル下に落ちて亡くなる例もあったという。
法令に定められた安全対策を守っていれば死亡しなかったケースは複数あるといい、ベテラン中心に安全な作業への意識が薄れている可能性もあるという。
道内の年間死者数は減少傾向にあり、24年の速報値は47人と、23年の確定値より4人少ない。
1~2月で16人は、近年では10年1~2月の21人に次ぐ死者数だ。同課の担当者は「週1人以上が亡くなるような状況になっている。他人事でないという意識で、安全対策に取り組んでほしい」と話した。
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引用元: ・北海道の労災死急増、16人…1-2月で全国ワースト見通し [七波羅探題★]
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