【少子化】「家族を持って一人前」という『圧』が消えた 日本の出生率が低下し続ける文化的な背景を、文化人類学者が考察
【少子化】「家族を持って一人前」という『圧』が消えた 日本の出生率が低下し続ける文化的な背景を、文化人類学者が考察
人類学の視点から見ると、母親から生まれ、生殖行為を行い、次の世代を産み育てるのが人類のある種の本能として組み込まれているなかで、それにあらがうかのような流れが生まれている、ということなのかもしれません。もちろん、産まない人生を歩むと決めた人もいれば、授かることがかなわなかった人もいるので、一般化するつもりはありません。ただ、ひと昔前までは、「家族をもって一人前」という考えが強く、それが我々の文化が持つ基本的な考えともされていました。
同時に、それは一種の“圧”でもあった。人間は、一連の生殖活動を行う種として考えられていたけれど、“圧”が消えたときに、それを選ばない可能性がある、ということがわかってきた。もちろん、収入が低い、非正規雇用の増加などで将来の見通しが立ちづらいといった経済的、社会的な背景も影響していると思います。
つまり、「子どもを産むことが人間の本能だと思っていたけれど、じつは文化的な側面も大きく作用していた」と言い換えることができる。人間って面白いな、と改めて思いますね。
――人間が「恋愛」そのものに興味がなくなった、という考え方はできますか。
一つ、現代ならではの現象だな、と感じているのが「推し活」です。日々、学生たちと会話をしていても、“推し”という言葉を一日何度も耳にします。ライブに行ったり、キーホルダーをたくさんつけたり、と一方的に好きでいればいいので、精神的に楽なのかもしれません。リアルの恋愛だと、自分が好きになれば相手からの「大好き!」も欲しくなります。でも、自分の“推し”に対しては、一対一の「大好き」は求めていないですよね。旧世代の僕からすれば、なぜそれで満足できるの?となるけど、そこが心地いいのだと思います。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/98ee3af5396d016b803376bf5715893a03802073
引用元: ・【少子化】「家族を持って一人前」という『圧』が消えた 日本の出生率が低下し続ける文化的な背景を、文化人類学者が考察
経済力や能力の低い親だと子供は何かとキツイ世の中だからな
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