【英オックスフォード大学の最新研究】寿命の長さは遺伝子よりも日々の選択に強く影響される・・・喫煙、公営住宅での生活、収入の低さや失業、パートナーの有無、身体活動量、睡眠時間・・・喫煙が最も強い悪影響
【英オックスフォード大学の最新研究】寿命の長さは遺伝子よりも日々の選択に強く影響される・・・喫煙、公営住宅での生活、収入の低さや失業、パートナーの有無、身体活動量、睡眠時間・・・喫煙が最も強い悪影響
英オックスフォード大学(University of Oxford)の最新研究により、寿命の長さを決定づける要因としては、生まれつきの遺伝子よりも、生活環境やライフスタイルの方がはるかに大きな役割を果たしていることが判明しました。
長寿の秘訣は、日々の選択によって形成された生活習慣にあるようです。
では、どのような選択をすれば、私たちは寿命を延ばすことができるのでしょうか? 研究の詳細は2025年2月19日付で医学雑誌『Nature Medicine』に掲載されています。
研究チームが用いたのは、英国の大規模疫学データベース「UKバイオバンク」です。 約50万人分の生活習慣、健康診断、遺伝情報が含まれるこのデータベースをもとに、彼らは「寿命」に影響する要因を網羅的に調べました。
まず164種類の環境要因(喫煙、運動、収入、住居形態、子どもの頃の体格など)と、22の疾患に関連する遺伝的リスク指標を使って、「どの要因がどれだけ寿命に強く影響するか?」を統計的に解析。
その結果、寿命のばらつきのうち、遺伝的要因で説明できたのはわずか2%未満に過ぎなかったのに対し、環境要因で説明できたのは実に17%だったのです。
つまり、寿命に関しては遺伝子よりも日々の生活習慣やライフスタイルの方が圧倒的に大きな影響を持っていることを指し示しています。
この結果は「生まれか育ちか(nature vs. nurture)」という議論において、はっきりと「育ち(nurture)」側に軍配を上げるものです。では、環境要因の中でも特に寿命に対して強い影響が見られたものを見てみましょう。
データ分析の結果、寿命への強い影響が見られた要因には、以下のようなものがありました。
喫煙:最も強い悪影響を示し、喫煙者は寿命が短くなる傾向があった
公営住宅での生活:社会的困窮の指標であり、健康の悪化につながる
収入の低さや失業:同じく社会経済的な弱さから、健康の悪化につながる
パートナーの有無:同居者がいる方が長生きできる傾向にあった。単身者は孤立感から心身の健康の悪化につながると見られる
身体活動量:日々の運動量の多い人ほど、心身の健康が高まり、長寿につながる可能性
睡眠時間:毎日7~9時間の睡眠をとっている人ほど、寿命が長くなる傾向があった
この他の興味深い発見としては、10歳時点で身長が高かった人ほど寿命が短い傾向があるという相関関係も見られました。
これは意外に思えるかもしれませんが、過去の研究でも、背の高い人は早く亡くなる傾向があるとされており、今回の結果とも一致しています。
また10歳の時点で体重が重かったことや、母親が妊娠後期や出産直後に喫煙していた場合も、寿命が短くなる要因とされました。
他方で、食習慣については生物学的老化との明確な関係が見られなかったといいます。
今回の研究結果は、長く健康に生きたいと考える人にとって強い励みとなるでしょう。もし寿命が生まれつきの遺伝子によって決まるなら、私たちにはどうしようもありません。しかし本研究が示すように、私たちの寿命は日々の選択によって形作られた生活習慣によって大きく左右されるのです。
長寿になれるかどうかは、あなたの手の中に隠されているのかもしれません。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/173780
老化と死亡率の環境的および遺伝的構造の統合
https://www.nature.com/articles/s41591-024-03483-9
引用元: ・【英オックスフォード大学の最新研究】寿命の長さは遺伝子よりも日々の選択に強く影響される・・・喫煙、公営住宅での生活、収入の低さや失業、パートナーの有無、身体活動量、睡眠時間・・・喫煙が最も強い悪影響
タバコ辞めるわ
URであーる、って吉岡里帆が言ってるじゃん。
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