【芸能】ホラン千秋、最後に“大仕事　”卒業回『Nスタ』視聴率で日テレ『news every.』抜き同時間帯1位

ホラン千秋　最後に“大仕事”卒業回「Nスタ」視聴率で日テレ「news every.」抜き同時間帯1位

　タレントのホラン千秋が涙の卒業あいさつをした27日放送のTBS情報番組「Nスタ」（月～金曜後3・49）の第2部（後5・50～）の平均世帯視聴率が8・8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが28日、分かった。第1部（後4・50～）の5・9％とともに横並びでトップの数値となった。

　同時間帯で長年トップの座を守っているのは日本テレビ「news every.」だったが、最近では「Nスタ」が2017年から続くホランと井上貴博アナウンサーによる“掛け合い”が人気となり、日テレとの距離を縮めてきていた。

　テレビ業界内では「いつか抜き去る日も来るのでは」との見方も出てきていた矢先にホランの卒業が発表され、驚く関係者も多かった。

　そして迎えたホランの総合司会最終日。視聴率で日テレを上回るという“最後の務め”を大きく果たすことになった。まさしく有終の美を飾った形だ。

　後任は同局の出水麻衣アナウンサーが務める。

　「Nスタ」の渡辺泰生プロデューサーは7日に行われた改編説明会で「豊富なキャリアを持ち、広い人脈もある。最近では会社で投資戦略部を兼務していたり、大学院に行ってMBA（経営学修士）を取得するなど、非常に努力家の一面もある」と信頼を寄せ、出水アナの強みを生かしたコーナーを設ける構想も語った。サブキャスター陣も新体制となり、番組のリニューアルが着々と進んでいる。

　同局関係者は「ホランさんの抜けたアナは確かに大きい」と指摘しつつも「そんな時だからこそ、これからが本当の勝負になると思います」と意気込んでいる。

　同局は視聴率の指標として「LTV4－59」（4～59歳の個人視聴率)」を重視している。この指標では日テレとの差がまだあるといい、渡辺氏は2年以内での逆転を目指していることを明かしている。

　夕方のニュース情勢の台風の目になっていた「Nスタ」が迎える新たなスタート。4月からの情勢はどうなっていくのか。注目が集まる。