女性に特化した幹部トレーニングも カルティエCEO語る女性活躍
「あらゆる人の『意識スイッチ』をオンにしたい」。WPでの取り組みを、宮地さんはこう話す。小説家の吉本ばななさんらが参画する空間演出のほか、半年間の会期中に150超の講演会やパネル討論会を予定している。「教育と政策」「芸術と文化」「ビジネスとテクノロジー」などが主なテーマだ。
「多様性を取り込んで進化することは、社会の活性化に向けて大きな可能性を秘めている。にもかかわらず、そうした認識はまだまだ浸透していない」。そんな現状を打破する「スイッチ」を押す役目を担う。
同社のマーケティング&コミュニケーション本部長を経て、2020年夏、CEOに就任。コロナ禍まっただ中、ほぼ全ての店舗を閉めざるを得ない状況を前に、宝飾業の存在意義を自問。「ジュエリーは生活必需品ではない。それでも、人の心や社会、文化に対してどう貢献できるのか」。そうして、現代美術やハイジュエリーの展覧会のほか、社内外の研修などに力を注いできた。
女性に特化した社内幹部向けのトレーニングでは、当初「なぜ女性だけ?」という疑問があったが、自身が参加して理解が深まった。人前で話すことが苦手だったり、自分が能力不足だと思ってしまったりする自身の悩みを「個人レベルの問題」として打ち明けたら、全員が共通して抱えているものだとわかった。「肩書を超えてつながることができた体験だった」。WPの出展は、宝飾業とはかけ離れているような、こうした活動を積み重ねてきた結果だという。
カルティエでは1933年に…(以下有料版で,残り752文字)
朝日新聞 2025年4月10日 17時00分
https://www.asahi.com/articles/AST472PL2T47UCVL02LM.html?iref=pc_life_top
引用元: ・女性に特化した幹部トレーニングも カルティエCEO語る女性活躍 [蚤の市★]
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