【ジャパネット】長崎スタジアムシティ開業1年で来場460万人　試合は年間50日…平日の集客や周遊に課題も

　長崎市幸町の複合施設「長崎スタジアムシティ」が14日、開業から1年を迎えた。サッカーJ2のV・ファーレン長崎（V長崎）やバスケットボールB1、長崎ヴェルカが本拠地を構え、来場者数は累計460万人（9月末時点）にも上る。一方、試合がない日の集客や試合後の周遊など、今後の課題も見えてきた。　（貞松保範）

　スタジアムシティを整備した通販大手ジャパネットホールディングス（HD、佐世保市）によると、試合がある日は2万～3万人が訪れる。ただV長崎の今季のホーム戦は約20試合で、今月開幕した長崎ヴェルカは約30試合。試合のある日は年間約50日しかない。

　ジャパネットHDの高田旭人社長も4月の会見で「平日の稼働率が大事」と語った。現在、試合がない日の来場は1万5千～2万人。ジャパネットHDや運営する子会社は、6千人収容のアリーナでのコンサート開催や、商業施設でのイベント強化など改善策を模索。半年前の9千人から一定数、上乗せしてきた。

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