高市首相、黄川田氏に口頭で注意　北方領土視察時「外国に近い」発言

　首相は「北方領土はわが国固有の領土であり、その立場に基づいて北方領土問題に取り組んでいるという政府の立場に誤解を（与える）と感じたので、黄川田大臣には電話で注意した。木原（稔）官房長官からも直接注意を行ったと聞いている」と述べた。立憲民主党の大築紅葉氏の質問に答えた。

　大築氏が「もしかして北方領土を外国と認識していたのか」と指摘すると、黄川田氏は「特に若い方に、自分の目で見て、領土問題を自分のこととして思いを馳せてもらいたいという思いを話した。」と説明。「納沙布岬に立ち、北方領土の近さを改めて実感する中で、これを絶対に取り戻したいという気持ちを新たにした」とも語った。

　茂木敏充外相は「外交に対する影響はない」と述べた。
朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb31f61c1182728032eec80bdbf0d2c2f1f0719b