「信頼損ない猛省しなければならない」 自民党が結党70年で声明 裏金事件と明記せず
毎日新聞
自民党は15日、結党70年にあたって声明を出した。派閥の政治資金パーティー裏金事件について明記しなかったものの、国民の信頼を失墜したとして「猛省しなければならない」と記した。
声明では、党が「戦後日本の安定と繁栄に貢献してきた」と振り返りつつ、「政権を担う中で与党としての緊張感を失い、国民の信頼を損なう事態を招いたことについては、猛省しなければならない」と指摘。「『二度と同じ過ちは繰り返さない』と強く誓い、再び国民の皆様から信任をいただけるよう、党一丸となって取り組んでいく覚悟だ」と強調した。
また、現在は自由主義経済や国際秩序が大きく揺らぎ、「大きな歴史の転換点を迎えている」として「政治に求められるのは、国民の不安を安心や希望へと変えていくことだ」とした。
自民党は1955年、自由党と日本民主党が合同して結成された。2023年に表面化した裏金事件で大きな批判を浴び、24年衆院選や25年参院選で惨敗。結党以来初めて、衆参両院ともに少数与党に転落した。【高橋祐貴】
声明の全文
本日、自由民主党は立党70年を迎えました。
わが党は、「政治は国民のもの」との考え方を原点に、国民全般の利益と幸福に奉仕する国民政党として、今日まで歩みを進めてきました。そしてこの理念の下、常に国民の立場に立脚し、正しい伝統や秩序は守りつつ、時代と真摯(しんし)に向き合いながら前進を図り、戦後日本の安定と繁栄に貢献してまいりました。
わが国の発展に微力ながら寄与できたことを誇りに思う一方で、政権を担う中で与党としての緊張感を失い、国民の信頼を損なう事態を招いたことについては、猛省しなければなりません。「二度と同じ過ちは繰り返さない」とここに強く誓い、再び国民の皆様から信任をいただけるよう、党一丸となって取り組んでいく覚悟です。
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引用元: ・「信頼損ない猛省しなければならない」 自民党が結党70年で声明 裏金事件と明記せず [ぐれ★]
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