【ハンギョレ】中国、宇宙ゴミの40%を生産…1回の対衛星兵器実験で3400個発生
これは一方で、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の量産を招いた。任務を終えたロケット、寿命が尽きたか故障した衛星、偶発的な衝突や爆発などで宇宙に残された残骸は、数年または数十年間宇宙軌道に残り宇宙の安全を脅かす。
最近、宇宙ステーション「天宮」を離れて地球に帰還しようとした中国の宇宙飛行士3人が、9日間足止めされたことがあった。帰還宇宙船「神舟20号」に宇宙ゴミが衝突し、安全を保障できなかったためだ。中国の宇宙当局は苦心の末、神舟20号の代わりに、当初6カ月後に戻ってくる予定だった「神舟21号」に彼らを乗せて地球に帰還させた。これによって、現在天宮に残っている宇宙飛行士3人は今のところ、非常事態が発生しても地球に戻ることができない状況になった。実際に危険状況は発生しなかったが、今回の事例は宇宙ゴミのリスクが現実化する可能性を端的に示している。
米ジョージタウン大学のセキュリティ・新興技術センター(CSET)が1958年から今年4月まで、米政府が追跡して確認した10センチ以上の宇宙ゴミを分析した結果、現在軌道にある宇宙ゴミの95%は、米国とロシア、中国の宇宙物体に由来していることが分かった。米国宇宙軍が管理する宇宙物体追跡ウェブサイト(SPACE-TRACK.ORG)に掲載されている約4万7千個の人工物体のうち、宇宙ゴミに分類できる約3万4千個を分析した結果だ。
特に、全体の73%が3カ国から打ち上げられた20基の宇宙物体に集中していた。上位20の宇宙物体の国別分布は、米国(9)、ロシア(8)、中国(3)の順だ。中国は発生源の数は少ないが、宇宙ゴミの数は圧倒的に多い。低軌道の場合、中国の宇宙ゴミが全体1万723個のうち4234個で40%を占める。
(略)
■放置された26機のうち21機が中国のロケット
これから起こりうることに対する懸念も高まっている。マックナイト研究員によると、2024年1月1日以降、低軌道に捨てられたロケット本体が26機もあり、これらは今後25年以上軌道に残ることになる。
26機のうち21機が中国ロケットで、ロケットの平均重量は4トンだ。ロケット打ち上げの回数は今後増え続ける見通しであるため、危険はますます高まる見通しだ。報告書は「2000年以降、中国が25年以内に軌道離脱しない長寿命の低軌道(高度600~800キロメートル)に残したロケットの総質量は、全世界の他のすべての国を合わせたものより多い」と説明した。
主要宇宙国が参加する国際宇宙機関間スペースデブリ調整委員会(IADC)が指針で定めた宇宙物体の寿命制限は25年だ。この指針に従って、米国と欧州は25年以内に自然に大気圏に再突入できる低い高度を維持するか、直ちに軌道から離脱させ、人が住んでいない公海上に落ちるようにしている。韓国も加盟国として同指針に従っている。
一方、中国は指針を遵守すると言いながらも、ロケットを軌道に残しておく場合が多い。中国のロケットは設計上、別途の推進装置や残余燃料の消尽プログラムを設けていないためだ。相対的に高い高度で発射任務を終了する影響もある。
全文はソースで
クァク・ノピル先任記者
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/54846.html
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中国有人宇宙船に宇宙ごみ衝突か [11/5] [ばーど★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1762315756/
引用元: ・【ハンギョレ】中国、宇宙ゴミの40%を生産…1回の対衛星兵器実験で3400個発生 [11/29] [昆虫図鑑★]
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