【悲報】訪日自粛どこ吹く風🇨🇳中国からどっと２０００人！金沢港にクルーズ船

　船は世界三大クルーズ会社の一つであるロイヤル・カリビアン・インターナショナル（米国）が運航し、同社の客船が金沢港に入るのは初。石川県によると、世界6番目の総トン数を誇る大型客船で、全長はこれまで金沢港に入港した客船で最も長い347メートル。

　23日に香港を出発し、福岡、境港、舞鶴を経て金沢に入港した。中国人以外は欧米や豪州の人が多い。

　乗客は午前8時半ごろから続々と下船し、バスやタクシーに乗り込んだ。埠頭では、中国人客が中国語の話せるボランティアスタッフに観光地やグルメなどを尋ねる光景が見られた。

　深圳市から訪れた高輝（ガオ・フイ）さん（63）は「金箔アイスや和牛を食べるのが楽しみ」とにっこり。日中関係については「政府は政府、個人は個人。自粛勧告は気にしない。日中友好を深められたらうれしい」と話した。12回目の日本旅行という広州市のリー・ジョンさん（60）は「日本が大好き。政治と庶民は関係ない」と金沢駅へのシャトルバスに乗り込んだ。

　県によると、事前に報告された乗客数から変化はなく、キャンセルはなかったとみられる。船内での歓迎セレモニーを終えた西村聡県商工労働部長は「正直ほっとした。国同士はいろいろあるが、民間の交流は続いてほしい」と語った。

　客船は29日夜に金沢を出港し、佐世保を経て12月4日に香港に帰港する。