「公訴を維持するに足りる証拠を収集するにいたらなかった」万引きグループのベトナム国籍の男性不起訴

去年4月、盗まれたものと知りながらサプリメントなどを旅客機でベトナムに運んだとして逮捕されたベトナム国籍の男性について、仙台地方検察庁は今月23日付で不起訴処分としました。

不起訴処分となったのは、ベトナム国籍で東京都荒川区に住むアルバイトの男性（34）です。男性は去年4月、盗まれたものと知りながらサプリメントや日焼け止め乳液など58点・24万円相当をダンボールに入れて、羽田空港からベトナムの空港まで旅客機で運んだとして今年9月4日に逮捕されていました。男性は万引きを繰り返すグループの運び役と見られていましたが、取り調べに対して「盗まれたものとは知らなかった」と容疑を否認していました。仙台地検は今月23日付で男性を不起訴処分とし、その理由について、「公訴を維持するに足りる証拠を収集するにいたらなかった」と説明しています。