「真実隠した」「別の狙撃犯いた」飛び交った陰謀論、安倍元首相銃撃事件判決で否定
産経新聞
晋三元首相銃撃事件で奈良地裁は21日、山上徹也被告に無期懲役を言い渡した。事件を巡っては「現場近くのビル屋上に別の狙撃犯がいた」「警察が真実を隠した」という〝陰謀論〟めいた言説が飛び交っていたが、判決は結果的にこうした言説を否定。審理を通じても犯行の実相が浮かび上がった。
「氏という非常に影響力がある方を殺害してしまった。陰謀論も自分が行ったことに原因があり、非常に責任は大きいと思っています」。昨年12月4日の被告人質問。初公判で殺人罪の起訴内容を認めていた被告は自ら「陰謀論」という言葉を口にした。
「第三者犯行説」が流布されるきっかけは、事件当日の救命医の所見と奈良県警が翌日発表した司法解剖結果の齟齬(そご)だ。救命医は首に銃創があり「心臓が損傷した」と説明したが、県警は「左肩から入った弾丸で左右の鎖骨下動脈を損傷した」ことが致命傷とした。救命医の所見が正しければ、演台に立つ氏を狙い、上向きに発砲したという状況と弾道が整合しない可能性が生じる。
しかし、公判に検察側証人として出廷した司法解剖医や弾道を調べた警察官らは、解剖時の写真や弾道を落とし込んだ図面などを示しながら、被告の発砲によって氏が死亡したことを裏付けた。
証言からは首から体内に入った弾丸は右上腕骨に当たったものの、致命傷ではなかったことも明らかに。一方、致命傷となった弾丸は見つかっておらず、「体内で溶ける特殊な銃弾が使われた」といった説も流れたが、証言では弾丸の大きさは9ミリほどで、「胸腔内の血液を吸引したときに一緒に吸引された」と考えられるとされた。
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引用元: ・「真実隠した」「別の狙撃犯いた」飛び交った陰謀論、安倍元首相銃撃事件判決で否定 [ぐれ★]
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