グラフから読み取れることとしては、工学系が一貫して低下傾向、人文系・社会系・国際系は2023年に急落して回復が弱い、といった変化が語られます。逆に伸びているのは理学系、「言わずもがな」の情報系とのこと。
小林さんは、前提としてあくまで「人気」の話であり、学問の必要性や受験の可否を断じるものではない、とします。その上で、全体的な上昇下降は10%前後に留まる、と説明。情報系が例外的に1.5倍以上に増えているものの、学部が増えている分受験生も増えている背景がある、ということです。少なくとも国立大学に関しては、どの学部・系統でも極端な下降は見られないことを知っておいてほしい、と述べます。
■2020年に人気のあった学部・系統と失速した理由
2020年に人気だった学部・系統を、田野崎さんは「工学部」「国際・グローバル系」「総合・学際・環境系」と整理。当時選ばれていた学部・系統の共通点としては、「実学っぽい」「就職に強そう」「将来の選択肢が広そう」というイメージを挙げています。
では、人気の学部・系統は、その後、なぜ失速したのでしょうか? 田野崎さんは、まず学際系について「文系寄りの情報」の中身が受験生に見抜かれた可能性がある、と語ります。数理統計を本格的に扱う「ガチ情報」が伸びている一方で、名称だけが先行する学際系の方は伸びにくいのでは、という指摘です。また、環境・総合系は中身が曖昧で、受験生にとって分かりにくいことを理由に挙げています。
工学部の下降について、小林さんが推測する理由は、情報系の影響です。工学部が弱まったというより、元々工学系の中に含まれていた情報系が独立・拡大した結果、受験生の志望が分離した可能性がある、と説明します。理系の人材そのものが1.3倍、1.4倍に増えたわけではない以上、ある程度情報系へ流れれば、工学系の指数が下がるのは自然、という理屈です。
国際系について小林さんは、まずコロナ前に人気が加熱しすぎた反動、それに加え、AIや探究学習の広がりが背景にある、という考えを示します。AIの進化で「同時通訳ができるようになるだろう」というのが、世間での一般的な認識。また、国際系は「英語だけ」と浅い理解がされがちだといいます。探究学習に取り組んだ高校生からすると「英語だけに4年間をかけなくても」という考え方になり、それが志望者の戻りにくい一因だということです。
■今後の凋落が予想される大学のタイプ
話題は、今後人気の復活が難しい大学のタイプに移ります。
地方の非情報系の工学部
田野崎さんが1つ目に挙げるのは、地方の非情報系の工学部です。イメージ先行や「手に職」志向による、情報系や医歯薬系、都市部大学への流出を理由として挙げます。
一方、小林さんは、カテゴリや地域による差はあっても、工学部全体がボロボロになることは考えにくい、と話します。地元志向の強い受験生や、大手企業・工場が存在する地域もあることを踏まえると、必要不可欠な人材として一定の需要は残ると予想。土木や建築のような、一部のジャンルは必要性が増す可能性にも触れます。
■国際系を看板にする私立大学
田野崎さんが2つ目に挙げるのは、国際系を看板にする私立大学です。AI技術の進化を背景に、就活で英語や留学経験を活かしにくいことを理由として述べます。
小林さんは、国際系に関して、企業側の人事を含め社会の認識が浅いことがリスクになる、と説明します。就活で不利になるため、受験生が選ばなくなる可能性がある、ということです。しかし、なかには例外も。ICU(国際基督教大学)や立命館アジア太平洋大学のように、大学全体の国際色が強い場合は、別の形で評価されうる、と付け加えられます。
(中略)
まとめ
動画では、5年前に人気だった学部・系統が失速した理由や、今後の復活が難しい大学の予想が語られました。最後にあらためて、小林さんは、人気の上げ下げといっても極端なものでない、と強調。受験生にはそこまでこだわらず、頭の片隅に置いて、自分の志望大学・学部・学科を選んでほしい、と伝えています。
ダイヤモンド・オンライン2.25
https://diamond.jp/educate/articles/education-news/400614/
引用元: ・【大学】5年前より凋落した大学・学部は? 情報系が伸びる一方で、凋落する工学系 [七波羅探題★]
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