「赤いきつね」アニメCM　映像制作会社が声明「作品の表現は制作チームで検討」　虚偽の情報拡散に注意

映像作品の製作「株式会社チョコレイト」は21日、公式SNSを通じ、東洋水産のカップ麺「マルちゃん　赤いきつね」のCM映像について、「一切の生成AIを使用していない」と発表した。

　CMはアニメーションで作られており、女性キャラクターがこたつで、頬を赤らめたり、涙ぐみながら熱々の「赤いきつね」を食べるというもの。
女性を巡る表現や生成AIを使用しているのではという指摘などが相次ぎ、物議を醸していた。

同社は「弊社企画の『赤いきつねうどん』ショートアニメ広告に関して」と題する声明を発表。「このたび、弊社企画の『赤いきつねうどん』ショートアニメ広告に関し
一部SNS上において“生成AIを使用している”との憶測や、関係者個人に対する誹謗中傷が発生しております」と、寄せられている指摘に言及し「本作は
すべての制作過程において一切の生成AIを使用しておらず、すべてプロのアニメーター・クリエイターによる手作業で制作されたものです。
弊社とクライアントにて検討を進めた企画案に基づき、作品の表現は、制作チームと共に検討・制作いたしました」と主張した。

また「弊社は本件のクリエイティブに対する責任を持つ立場として、制作に関わるすべての関係者を守ることが責務であると考えております」とし
「虚偽の情報を拡散する行為や、関係者に対する誹謗（ひぼう）中傷は、当該個人の名誉を著しく毀損するものであり、看過できるものではございません」と宣言。
「どうか特定の個人への悪質な誹謗中傷や虚偽の情報拡散に関してはお控えいただき、クリエイティブに関するご意見がございましたら、以下メールアドレスまでお寄せいただけますと幸いです」