【北海道】ノースサファリに「距離」、企業や団体後絶たず…移動動物園取りやめ・情報掲載削除
【北海道】ノースサファリに「距離」、企業や団体後絶たず…移動動物園取りやめ・情報掲載削除
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250222-OYT1T50045/
札幌市南区の市街化調整区域で民間動物園「ノースサファリサッポロ」が市の開発許可を得ずに20年近く営業していた問題は、運営会社「サクセス観光」の取引先など多方面に影響を及ぼしている。定山渓エリア有数の観光スポットに成長した同園だが、コンプライアンス(法令順守)の観点から距離を置こうとする企業・団体が後を絶たない。
■法令違反「問題」
「子どもたちから大好評の企画だったが……。こればかりは仕方がない」
同市北区のリゾート施設「ガトーキングダム サッポロ」の担当者がため息をつく。15年ほど前からほぼ毎年、同園に依頼してヤギやモルモットなどの動物と気軽に触れ合える「移動動物園」を開催してきたが、無許可開発などの法令違反の発覚を受けて取りやめが決まったためだ。
昨夏は2週間にわたって開催し、すでに園側からは今夏に向けての見積書も出されていた。だが、サクセス観光が法令順守を求める市の行政指導を無視し続けていたことが分かり、「コンプライアンス体制に問題のある相手とは取引を控えるべきだ」との結論に至ったという。
同園が2010年から加盟している定山渓観光協会でも、公式サイトから園の紹介ページを削除した。今回の問題が広く報じられた後、協会にも問い合わせや苦情が殺到したことが理由の一つだといい、協会の担当者は「園からも『ご迷惑をおかけしている』と謝罪があった」と明かす。
■潮目変わる
同園は05年7月に開業。おりの中でトラに餌やりをするなどの奇抜な企画を次々と打ち出し、「日本一危険な動物園」として知名度を急上昇させた。主要な旅行情報誌にも大きく掲載され、人気ユーチューバーら「インフルエンサー」が紹介することでさらに注目されるという好循環が生まれていたが、今回の問題発覚で潮目が変わった。
15年から「まっぷる」などで同園を紹介してきた昭文社(東京)は、「おすすめできる施設ではない」として今後の掲載の取りやめを発表。「るるぶ」のJTBパブリッシング(同)も3月発売の最新号に同園を掲載しないという。ホームページ上に「無許可で建築している物件であることがわかりました。訪問をご検討の方はご注意ください」との“補足説明”を掲載した「地球の歩き方」のようなケースもある。
■近隣住民「驚き」
同園の近隣住民の受け止めは複雑だ。
60歳代の男性は「当然、許可を取って営業していると思っていた」と驚きを隠さない。繁忙期の交通渋滞は悩みの種だったが、園側が道路を除雪してくれたり、近くのバス停と園を結ぶ無料のシャトルバスに高齢の母親を乗せてくれたりすることもあったといい、男性は「我々が助けられてきた面もある」と語る。
今回の問題を巡っては、市が事実上の「閉園命令」となる違法建築の除却命令を出す方針を固める一方、サクセス観光も18日、29年12月までに施設を全面撤去する意向を市に伝えた。
ただ、150種類にも上るという動物たちの行き先などは不透明なままになっており、70歳代の女性は「これだけ園が大きくなってしまった以上、撤去作業がスムーズに進むとは思えない」と危惧していた。
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引用元: ・【北海道】ノースサファリに「距離」、企業や団体後絶たず…移動動物園取りやめ・情報掲載削除 [七波羅探題★]
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