【米ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌】世界的な抹茶人気、SNSと訪日ブームで拍車
【米ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌】世界的な抹茶人気、SNSと訪日ブームで拍車
動画の多くはカフェやレストランで抹茶ラテをかき混ぜたり、抹茶シロップをかけたり、抹茶味のペストリーやパンケーキを披露したりする様子を映したものだ。
しかし、最近の動画に注意事項が添えられている。ジャスミンさんは1月、「残念ながら、東京では今、抹茶が不足している」と約4万7000人のフォロワーに語りかけた。
彼女の言う通りだ。日本茶の販売大手は昨年から抹茶パウダーの販売を制限。小売店になかったり、海外の飲料メーカーへの供給が圧迫されたりしている。
品不足の原因は、世界的な抹茶人気だ。
農林水産省のデータによると、抹茶を含む緑茶の輸出額は24年に前年比約25%増の364億円と過去最高を更新した。
需要の急増は、ソーシャルメディアの影響に加え、円安を追い風とした訪日旅行ブームによるものだ。
日本政府観光局(JNTO)は1月、昨年の訪日外客数が前年比で47%増加し約3700万人に達したと発表した。
訪日客は気に入った日本のお菓子をSNSに投稿。抹茶をテーマにした数百のTikTok動画で紹介された丸久小山園は、抹茶パウダーの品切れに直面した。
京都で創業約300年の歴史を持つ同社は昨年10月、販売制限を設けざるを得なくなった。
丸久小山園は「TikTokインフルエンサーが弊社の抹茶商品を『抹茶ラテ』の原料として取り上げたことで、弊社ブランドが自然に拡散され、良質な抹茶製造会社としてSNS上で多くの人々の目に触れること」になったと電子メールでコメントした。
京都に本社を置く老舗の抹茶メーカー、一保堂茶舗も最近、特定の商品の販売を一時的に停止すると発表。仕入れコストが膨らみ、昨年10月には一部の抹茶商品を値上げしていた。
ブームは国境を越えて広がっている。シドニーに日本の生活工芸品を集めた旗艦店をオープンした「Simply Native」の代表、松元由紀乃氏によると、
抹茶の販売量は昨年、23年のほぼ5倍に増え、顧客が購入可能な商品の数に制限を設けることを余儀なくされた。
松元氏は、抹茶ラテがここ1年で日本式カフェだけでなく、主流のカフェでも定番メニューとなり、抹茶ブームの兆しがはっきりと表れていると指摘した。
独自の抹茶商品を開発して抹茶ブームに乗ろうとしているインフルエンサーもいる。
フォロワー1200万人超えのユーチューバー、エマ・チェンバレンさんは、静岡県産の抹茶を自分の会社チェンバレンコーヒーを通じて販売している。
登録者数約180万人のユーチューバーで「ur mom ashley」として知られるアシュリー・アレクサンダーさんは24年に抹茶ビジネスを始めた。
TikTokでは、泡立て器やこし器、抹茶碗など正しく抹茶を入れるための道具一式をそろえた抹茶ステーションを何人ものクリエーターらが紹介している。
アトリエマッチャの長尾氏は最近、抹茶ラテを求めてやって来る外国人が非常に多いことから、乳成分不使用のオプションとしてオーツミルクを追加した。
需要のピークは恐らく今ではないと感じていると同氏は述べている。

引用元: ・【米ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌】世界的な抹茶人気、SNSと訪日ブームで拍車
大丈夫だよスグに中国が『抹茶風の何か』を大量生産するよwww
価格高騰
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